二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

壊れた松脂を直す方法。(訂正)

2010-12-29 11:58:47 | ■工房便り 総合 
御存じかも知れませんが、

落としたりして割れた松脂を治す方法です。

浅い鍋に水を張って、デコベンの耐熱(240度まで)シリコンの型に壊れた松脂を入れて、浮かべます。

このデコベンのシリコン型は、子供たちのお弁当のおかずを作る型です。

100円ショップなどにも売っています。

このお鍋を、ガスコンロに掛けて、沸騰するまで温めて、そのままぶくぶく言わない程度に、

火の強さを絞ります。

大体7,8分ぐらいで全部溶けます。

それをゆっくり、そのままお湯が冷めるのを待ちます。

冷えて固まったら、良く水分を拭いて、シリコン型を抜きます。

●気をつけること。

  必ず耐熱のシリコン型を使うこと。

  水を、シリコン型の深さより多くしないこと。

  シリコン型の中に全部納まるぐらいの松脂くずの量にすること 

  お湯が冷めるまで取りださないこと。

これは、マイミクのMIYAKOさんと、松脂を作る話をしていて、


彼女が、出したアイデアです。

大変よいアイデアなので、皆さんに知らせようと思いました。

松脂を作ることは考えましたが、

松脂の修理までは考えていませんでした。

やってみて下さい。

追加訂正です。

お使いの松脂によっては、溶かし直して、差ます時の温度管理の問題によっては多少性質が変わります。

透けて見えるような、クリアーナ物に関してはそれほど変わりませんが、

バイオリンなどに使う、黒いものは、多少性質が変わりますので気おつけて下さい。

通常このやり方ですと、多少粘り気が落ちたりもしますが、

さらっとして、その方が良いという方もいらっしゃいます。

ですから、小さなもので実験して、それが使い心地が悪くないようでしたらやってみて下さい。

また、ゆっくり冷やすと、粘度が上がります、ですから粘り気のあるものが出来ます。

その方が良いという方もいらっしゃるかも知れません。

松脂の性質は、これは好みです。

ですから、変質したものの方が良い場合もあり得ます。

今の状態がベストとお考えの方は、やらない方が良いかもしれません。

二胡作り、&MIYAKO

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