二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

4月20(日)先生達、生徒に先を越される、の巻 10:00~17:00

2014-04-24 10:45:09 | ○営業日の報告日記
二胡を愛する皆様こんばんは、鞄持ち ほぉです。
「先日の『日本の二胡物語-第1章-』の写真がありますか?」 とのお問合せがあったのですが、
あら、そういえば、人のシャッターはいろいろ押したけれど自分では1枚も撮ってない!!
手元には、西野家のお嬢様が撮って下さったウチの二胡だけの写真数枚。。。
イベント全体の写真が全く無いのでした。
いかに日頃から画像に興味が無いかが出ますねーーー。
店主もワタクシも“「写真撮るより今を楽しめ!」タイプ”なんですよね。。。


さて、今週の営業日は。。。
前日、ある懇意にしている日本人のプロ演奏家さんからご連絡がありました、

「生徒“達”が着けている黒彪駒が気になる」 と。

そんな次第でご予約となったこの先生が一番乗りでご来店でした。
(ブログに書くとはお伝えしていないので一応お名前は伏せておきます)
「生徒さんが駒を着けていらしたのですか?」と伺うと、
「そうなんです、二胡姫さんで購入したそうで。
で、また次に来た別の生徒さんも着けて来て、二胡姫さんだと。。。(笑)」
「それは、それは(笑)」

そこで先生の二胡にも黒彪駒を装着。
とたんにのびやかに艶の出る音色。。。
さすが、プロは違います、はぁ~美しい。。。

この先生、それまでの駒はウチダ駒のようにご自身で削り込んで工夫していらっしゃいましたし、
なにしろ高い技術と音色には定評のあるプロですから、
今まででも相当美しい音色を出していらっしゃいました。
その方が、

「音の伸びが全然違う。。。!!」 と。

おおぉ、嬉しいご意見、、、というより、そうでしょ?そうでしょ?♪
元々美しかった演奏がさらに透明感を増したようで、本当にのびやかに。
「この二胡、今まで内弦の響きがイマイチだったんですけど、凄いですね!」 と先生。
それを聞いていた店主、
「ほぉさん、やっぱりそうだよ、『黒彪駒は、良い皮が良く育った状態を、上手い人が弾く』と、合うんだ!」
なるほど、やはり、黒彪駒の方は上級者に好まれるわけですねー。

試しに金獅子駒もきっとプロ奏者さんなので弾きこなせるだろう、と試してみると、まろやか!
どちらも甲乙つけがたいようでしたが、最終的には先生の好みは黒彪駒の方でしたので、
生徒さんとお揃いになりました。
しかも駒の威力を完全に認めて下さって、
「これからウチの生徒には是非勧めたいですね」 とまで!
こんなに実力あるプロ奏者さんに言っていただけて、自信がつきました。


その後いらしたのも、生徒さんに黒彪駒の威力を知らされた先生。

N先生は遠方在住ですが、都内のグループの為にレッスン毎に上京されている方です。
その生徒であるHさんがご紹介下さいました。
Hさんは最初に調整でお一人でご来店しました。
そして結果に大満足され、レッスンの時に光舜堂での感動体験を話して下さったことで、
その後、そのクラスほぼ全員が既に調整にご来店しています。

N先生は、そのレッスン時にご自分の二胡に、Hさんが店主から伝授された正しい弦の巻き方を
施してみたところ、長年苦しめられてきた雑音がピタリと止んだそうです。
その効果に驚かれ、さらに黒彪駒の効果にも驚かれ、Hさんが買って帰った駒を譲り受けていました。
そして、晴れてこの日、
光舜堂来店の為の上京スケジュールが合い、Hさんと一緒にいらっしゃったのでした。

生徒さんの影響でご来店の先生が、同じ日にお二人もいらっしゃるとは、面白い日でした。

さて、N先生は二泉二胡への改造をご希望で、
調整分のメインの二胡とで2把をお持ちになったのですが、
皮が痛んでしまっていて、二泉胡にするには皮の張替えもした方が良さそうな状態でした。
と言っても、そこまでご予定には無いだろうからと、
弦だけ二泉用に交換する事でなんとか低音が出るようにしていたのですが。。。
次にメインを見てみると、なんと、使っていない二胡の方が、本体は上質ではないですか!
「これ、本当はこっちの二胡の方が高価ですよ。。。」
「ええっ?!そうなんですか!」

そんなこんながありまして、結局、予定とは真逆に。
質の良い方をメイン二胡にするべく、更に良くリノベーションをし、
今までのメイン二胡の弦を取り替えて二泉二胡として使うようにすることになりました。

やはり後から高価格で購入すると、前の二胡より良い物と思ってしまいがちですよね。
しかし、二胡の業界では必ずしもそうとは限りませんので悩ましいところです。。。


そんなN先生とHさんがいらっしゃっている時間に合わせて、
先日も来て下さった同じクラスのTさんもご来店して賑やかになりました。
そこへ、先日のイベントで光舜堂のDODECAGONを使ってショパンを弾いて下さった
北川浩子さんがご来店。
北川さんのノクターンは本当に美しい演奏でしたので、そのおかげで、その後、
「彼女の弾いているあの低音の二胡が欲しい!」というお話を沢山いただきました。

と、いう話を北川さんにすると、「あー、それだけでほっとしますー!!」と(笑)
北川さん、ホントに気さくで良い方です。
そしていつものようにミエズ席部屋でひとり弾き始めたのですが、
その時隣の部屋にいらしたTさん、美しい演奏が聴こえてきたので覗きに行き、ビックリ!
「凄い美人が弾いてたわ!!」
「北川浩子さんですよ、美人でしょう♪」
「音色もお顔も美人だなんて凄い! いるんですねぇ、そういう人って」
“音色が美人”という表現は初めて聞きましたが、確かに北川さんの音色は美人ですね(笑)

その後、
せっかくなかなか上京出来ないN先生がいらしたことだし、
「生徒さんがお2人も揃ってるんですから」と、ミエズ部屋を提供いたしまして、
急遽、N教室が臨時で開講しました。
N先生の目の前で調整を済ませたTさんですから、もう楽器のせいには出来ません。
Tさん、「あら、困ったわ」と言いつつ、楽しそうなレッスン光景でした。


そんなレッスンを聴きながら、隣部屋でIさんの駒合わせ。
Iさんも、二胡姫さんで既に駒をご購入下さってのご来店でした。
こうしてみると、
楽器は北京式の二胡なのに彪駒と黒彪駒の評判を信頼して(注意書きを見落として)買って下さった方が
かなり多数いらっしゃるのかも???
Iさんのようにご来店いただければ特別カスタマイズで解決出来るのですが、
遠方の方は難しいですよね。。。

この彪駒と黒彪駒、
二胡姫さんからのご連絡では、次回発送予定分も既にご予約の方々でほぼ完売状態とのこと。
有難い事です、皆様お買い上げありがとうございます。
ですが、 ですから、 くれぐれも、
北京式の楽器の方は早まってあの駒を買わないようにご注意下さいませね。


ということで、
今週もご来店の皆様、ありがとございました!





















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運弓からの再スタート (152)
2014-04-25 10:14:46
西野先生、ほぉさん、
先日はミエズ席部屋と大事な胡たちまでご提供いただきまして本当にありがとうございました。

北川さんの素敵な音色とは程遠い雑音まじりのお粗末な弓運びで胡たちを泣かせてしまってごめんなさい。

ちょうど昨日が今月二回目のレッスンで、さっそく先生にまとわりついて、あれこれ質問をしました。そして
当然の如く、あれこれと指摘が飛んできました。ずっと言われてきたことばかりでしたが・・トホホ

しかし、自分の腕に原因があると分かれば余分なことを考える必要もなくなり、
ただただ初心に戻って胡が微笑んでくれるまでひたすら弓を丁寧に運ぶ練習をするのみです。

光舜堂と繋がって自分の中に第二次二胡ブームが起き、
今まで無知だったがために手持ちの胡たちと上手く向き合えなかったことも反省し、うんと可愛がってあげようと思っています。


ところで、
西野先生の「鳴尾弦楽団2ndコンサートの応援告知」を読んで思わずふいてしまいました。
きっと東京で営業をされていても落ち着かないと思います。
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152さん (nisino)
2014-04-28 11:43:47
いつでもお越しください。でもたぶん、新しいお店は広くないので、今回のようにはいかないかもしれませんが、いつでもまた遊びに来てください、機能はシャム柿だけを弾きにいらした方が、お二人。
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