自分でできる、弓毛の張替え。用意するもの。

今日はほぉさんが他界して半年目の命日です。

ほぉさんが前からやりたがっていた、弓毛の張替え講座です。

二胡の弓毛を、自分で張り替えたいのだけれど、教えてもらえないかという話が、2，3来ています。

以前、弓毛の張替え教室をやろうかという話もありました。

しかしコロナが始まり、お店も無くなり、その話が今のところ立ち消えています。

そこで、簡単な弓毛の張替え、このブログで書いてみようと思います。

中には、それで仕事にしようという豪の物もいらっしゃるかもしれません。

ご自身で、弓毛を張り替えようという方が、まず一番に躓くのは、弓毛の入手です。

弓毛はネットでも販売しています。

しかし販売の最小の単位が最低でも５００グラムくらいからというところが多いです。

それと短いものが多いということもあります。

二胡の弓毛に使うには、最低でも９０センチの長さがいります。

そしてダメなものを含んで、弓一本当たり役12グラムくらいは必要でしょう。

使うのは、8グラム前後ですが、どうせやるなら良い毛で毛を選びたいですね。

また、それほど良いものでもなくてよいという方は、それなりの物も販売しているようです。

多分、一回でうまくいくとは思えません、ですので最低5本できたら10本分くらい用意したほうが良いのかもしれません。

何が難しいのかは、やってみると分かります。

その他、必要なもの。

熱収縮チューブ、ビニール系はだめです。弱いですから。ポリオレフィン樹脂というのがあります。
これはかなり強いですね。
そして手元にはシリコン系の熱収縮チューブをお勧めします。（これは耐久度もありますが、20メートル単位でしか発売していません）

熱収縮チューブは直径6ミリと9ミリ

その他0，3ミリの厚みのステンレスの板あるいは銅の板

それから0，7ミリのポリエステル繊維あるいは、釣りの4号くらいの太さのテグス。　

プラスティックの1ミリ厚の板。

輪ゴム大、小　

多用途のボンド

道具としては、ヒートガン、ヘアアイロン、鋏　圧力ペンチ　そして小さな万力。

そしてブラシはできたら荒いものと細かいもの、豚毛が良いです。

これらが用意できるのに10日くらいは掛かるかもしれませんね。

その頃に、2回目を書き始めます。

工房光舜堂西野和宏＆ほぉ