これ何回も書いています!
二胡に張ってある蛇皮にはオイルあるいはワセリンなど塗らないでください。
二胡修理の間、他の楽器がないとのことで、お貸ししていた二胡が帰ったら、見事に、ピカピカ。
お聞きしたら、ワセリンを塗ったとのことでした。
確かに、もう寒くなる地方では、蛇皮の鱗が、立ちますね。
音も楽器によっては、キンキンした音になります。
それは良く弾きこまれていないとです。
良く弾きこまれた楽器は、多少音は硬いかなくらいにはなりますが、楽器を購入したばかりのように、キンキンした音にはなりません。
蛇皮は、生の皮を単に乾かしたものです。
皮を貼る時には水に漬け込んで、柔らかくして張ります。水が乾けば、皮はビンと張ります。
ビンと張るから、高い音までよくなります。
確かに、いまだに、皮用のオイルを販売していたり、あるいは、冬場には、オイルを塗りなさいという教室もあると聞きます。
絶対にならないで下さい!
何故なら、この14年で、もう40台を超えてオイルを塗ってダメにした蛇皮張り替えていますから。
中にはてんぷら油やバターまで、、、食べるのですかね??
まあ、ご自身の物は自己責任ですが、せめて人から借りたら、やらないでくれるとありがたいのですがね。
工房光舜堂西野和宏&ほぉ・ネオ