そろそろこの項も終わりになろうとしています。
二胡の世界に様々な問題がるというのは皆さんも感じておられるとは思います。
私ごときが、言わないでもと思われる方も少なくは無いと思います。
しかし、誰かが言いださなければ、この状態、要するに、楽器自体の知識が正確に皆さんに伝われないということ、そして、楽器の販売そのものが、かなり特殊なルート以外に手に入らないということになります。
バイオリンを買おうとした時に皆さんが楽器屋さんに行けばすぐに手に入ります。
御予算に応じて、皆さんになるべく気に入ってもらおうと、楽器屋さんがとても親切に対応してくれます。
そして、皆さんのご満足行くものが手に入り、皆さんの楽器をいつも良い状態に保ってくれるところも知ることが出来ます。
そして安心して皆さんは楽器を楽しめ、その上皆さんの技術が上がるごとに、さらに上のレッスンをしてもらえる体制が出来上がっています。
二胡に、このシステムがありますか?
この疑問が、私にこの記事を書かせた理由なのです。
楽器を売ってくれた先生がいらしても、楽器屋さんが存在しても、色々楽器を試した諸先輩方が様々なブログなので、楽器のことを書いておられたとしても。
皆さんがホントに安心して、楽器を楽しむことが出来ていたら、私は多分光舜堂を続けることはできなかったと思います。
光舜堂は必要ないからです。
なんだかここがおかしいなと先生に質問すれば、それなりのちゃんとした答えが返ってきて、それでは先生が調整し直しましょう、或いは、この楽器屋さんに行ってみて下さい。という答えが返って来、紹介された楽器屋さんで納得のいくような、音に調整し直してもらったりできたはずなのです。
しかし、今まだ光舜堂は、営業を続けています。
もう来月も調整希望の方や、修理の依頼、特に皮の張り替えなどのご希望等来ています。
わざわざ渋谷の、日曜きりやっていない光舜堂にいらしていただけるのは、ひとえにこれらが満足されていないからではないかと思います。
もちろんお医者さんの世界でも、お一人の意見ではなく複数の意見を聞きたいというのはありますから、私の言っていることだけが正解とは言い切りませんが、
皮に穴のあいたものを何でもないと言ってしまうような二胡の知識が一般的だとしたら、これは皆さん不安になると思います。
極端に言うと、どのような販売の仕方であれ、現状二胡を販売している人の知識の独占状態ということが言えるのではないでしょうか。
開放弦の、金属音一つにしても、それが木軸のガタツキによることが、90%の確率であるという意見は私は聞いたことがありません。
かなり詳しく書いてあるHPや、ブログにも載っていないのです。
この雑音は何が原因ということを分かっていないとしか言いようがないのです。
他にも二胡の雑音というのは沢山あります。
雑音は当たり前と言いきってしまう楽器屋さんもあるのですから、この雑音をシッカリと直そうという気が、今まではなかったとしか言えないのです。
ウルフ音は出るのは当たり前と書いてある楽器屋さんのブログなどもありました。
何故、このウルフ音が出るのかと製作者たちと話し合わないのでしょう。
私が言わなくとも多分中国の二胡の制作者は知ってはいると思います。
しかし、知らない可能性もあります。
何故なら、二胡のウルフ音は、木の厚みに原因があるからです。
樹種によって違いますが、皮の張ってあるところのすぐわきの処の厚みが薄いと良く鳴りますが薄すぎると、ウルフ音が出ます。
これは木の種類と、皮の厚みとのバランスが悪いと出るのです。
この事に答えを出そうとするには、木の部分も皮も一人の人間が作らないと答えが出ません。
良く、木も皮も製作しているという二胡の制作者が居るという話がありますがもし本当にやっているとしたら、これはとっくに答えが出ていなければいけないことでした。
ウルフ音というのは何も二胡に限らず、バイオリン、特にチェロなどにはしばしばあらわれ、その事の研究も行きとどいています。
バイオリンもチェロも一人の制作者の手で最後まで、行われます。
しかし、中国の二胡の製作というのは違います、基本的には、木の部分は家具屋さんが作り、皮を張る人が二胡製作家と言われています。
もちろん人によっては、木の製作にまで支持を出し、この演奏家はこのような体型だからこの大きさで作るなどという指示はしているようです。
しかし、木工はあくまで木工の人に任されますから、このウルフ音に対する答えというのは出にくかったのではないでしょうか。
あるブログを読んで、ウルフ音というのは二胡につきものであると書いている人が、自分で木も皮も作っていると公言しているのを見たことがあります。
もしほんとにやっているとしたら、それは単なる楽器作りとしては怠慢としか言えないのではないでしょうか。
楽器作りである以上、そこに問題があればそれを何とかしようとするはずです。
私の作った物にも、ウルフ音が出るものはあります。
しかし、その時には私は直すか、或いは、光舜堂に置かないかです。
これは物作りとしての基本です。
納得する物を皆さんに提供するということです。
量産であろうと単品作りであろうと同じ事です。
このあたりが民族楽器であった二胡の生産方式を少し見直しても良いのではないかという私の疑問であり、
販売する方もそのあたりのことを製作者と話し合ってより良い物を提供するという義務ではないのでしょうか。
もちろん演奏家たちは、二胡製作者と話し合って御自分の二胡を作っています。
中には、10年もかけていろいろ試して御自分の二胡を作ってもらったという方もいらっしゃいます。
何故、その努力を一般の人達が使う二胡にも注いでもらえないのでしょうか?
もちろん楽器は弾きこめば様々な雑音など無くなることもしばしばあります。
でもなぜその事を皆さんに真剣に伝えてくれないのでしょうか。
日本人の二胡愛好家は、まじめに対応するに値しないのでしょうか?
それとも二胡というのは、様々な変化が多くてそれをいちいち解明して行けない物なのでしょうか?
そこで私は答えを自分で出さざるを得ず、かなり大多数二胡愛好家に、日本人作った二胡など二胡の音がしないなどと、酷評されながらも、ひたすら皆さんに伝え続けるのです。
一度試しに来て下さいと。
目をつぶって他の楽器と比べて下さいと。
そして弾きこみましょうと。
シッカリと鳴らしてやって下さいと。
そしてちゃんと調整した楽器は良く鳴りますよと、今後も皆さんに言い続けることでしょう。
二胡の世界に様々な問題がるというのは皆さんも感じておられるとは思います。
私ごときが、言わないでもと思われる方も少なくは無いと思います。
しかし、誰かが言いださなければ、この状態、要するに、楽器自体の知識が正確に皆さんに伝われないということ、そして、楽器の販売そのものが、かなり特殊なルート以外に手に入らないということになります。
バイオリンを買おうとした時に皆さんが楽器屋さんに行けばすぐに手に入ります。
御予算に応じて、皆さんになるべく気に入ってもらおうと、楽器屋さんがとても親切に対応してくれます。
そして、皆さんのご満足行くものが手に入り、皆さんの楽器をいつも良い状態に保ってくれるところも知ることが出来ます。
そして安心して皆さんは楽器を楽しめ、その上皆さんの技術が上がるごとに、さらに上のレッスンをしてもらえる体制が出来上がっています。
二胡に、このシステムがありますか?
この疑問が、私にこの記事を書かせた理由なのです。
楽器を売ってくれた先生がいらしても、楽器屋さんが存在しても、色々楽器を試した諸先輩方が様々なブログなので、楽器のことを書いておられたとしても。
皆さんがホントに安心して、楽器を楽しむことが出来ていたら、私は多分光舜堂を続けることはできなかったと思います。
光舜堂は必要ないからです。
なんだかここがおかしいなと先生に質問すれば、それなりのちゃんとした答えが返ってきて、それでは先生が調整し直しましょう、或いは、この楽器屋さんに行ってみて下さい。という答えが返って来、紹介された楽器屋さんで納得のいくような、音に調整し直してもらったりできたはずなのです。
しかし、今まだ光舜堂は、営業を続けています。
もう来月も調整希望の方や、修理の依頼、特に皮の張り替えなどのご希望等来ています。
わざわざ渋谷の、日曜きりやっていない光舜堂にいらしていただけるのは、ひとえにこれらが満足されていないからではないかと思います。
もちろんお医者さんの世界でも、お一人の意見ではなく複数の意見を聞きたいというのはありますから、私の言っていることだけが正解とは言い切りませんが、
皮に穴のあいたものを何でもないと言ってしまうような二胡の知識が一般的だとしたら、これは皆さん不安になると思います。
極端に言うと、どのような販売の仕方であれ、現状二胡を販売している人の知識の独占状態ということが言えるのではないでしょうか。
開放弦の、金属音一つにしても、それが木軸のガタツキによることが、90%の確率であるという意見は私は聞いたことがありません。
かなり詳しく書いてあるHPや、ブログにも載っていないのです。
この雑音は何が原因ということを分かっていないとしか言いようがないのです。
他にも二胡の雑音というのは沢山あります。
雑音は当たり前と言いきってしまう楽器屋さんもあるのですから、この雑音をシッカリと直そうという気が、今まではなかったとしか言えないのです。
ウルフ音は出るのは当たり前と書いてある楽器屋さんのブログなどもありました。
何故、このウルフ音が出るのかと製作者たちと話し合わないのでしょう。
私が言わなくとも多分中国の二胡の制作者は知ってはいると思います。
しかし、知らない可能性もあります。
何故なら、二胡のウルフ音は、木の厚みに原因があるからです。
樹種によって違いますが、皮の張ってあるところのすぐわきの処の厚みが薄いと良く鳴りますが薄すぎると、ウルフ音が出ます。
これは木の種類と、皮の厚みとのバランスが悪いと出るのです。
この事に答えを出そうとするには、木の部分も皮も一人の人間が作らないと答えが出ません。
良く、木も皮も製作しているという二胡の制作者が居るという話がありますがもし本当にやっているとしたら、これはとっくに答えが出ていなければいけないことでした。
ウルフ音というのは何も二胡に限らず、バイオリン、特にチェロなどにはしばしばあらわれ、その事の研究も行きとどいています。
バイオリンもチェロも一人の制作者の手で最後まで、行われます。
しかし、中国の二胡の製作というのは違います、基本的には、木の部分は家具屋さんが作り、皮を張る人が二胡製作家と言われています。
もちろん人によっては、木の製作にまで支持を出し、この演奏家はこのような体型だからこの大きさで作るなどという指示はしているようです。
しかし、木工はあくまで木工の人に任されますから、このウルフ音に対する答えというのは出にくかったのではないでしょうか。
あるブログを読んで、ウルフ音というのは二胡につきものであると書いている人が、自分で木も皮も作っていると公言しているのを見たことがあります。
もしほんとにやっているとしたら、それは単なる楽器作りとしては怠慢としか言えないのではないでしょうか。
楽器作りである以上、そこに問題があればそれを何とかしようとするはずです。
私の作った物にも、ウルフ音が出るものはあります。
しかし、その時には私は直すか、或いは、光舜堂に置かないかです。
これは物作りとしての基本です。
納得する物を皆さんに提供するということです。
量産であろうと単品作りであろうと同じ事です。
このあたりが民族楽器であった二胡の生産方式を少し見直しても良いのではないかという私の疑問であり、
販売する方もそのあたりのことを製作者と話し合ってより良い物を提供するという義務ではないのでしょうか。
もちろん演奏家たちは、二胡製作者と話し合って御自分の二胡を作っています。
中には、10年もかけていろいろ試して御自分の二胡を作ってもらったという方もいらっしゃいます。
何故、その努力を一般の人達が使う二胡にも注いでもらえないのでしょうか?
もちろん楽器は弾きこめば様々な雑音など無くなることもしばしばあります。
でもなぜその事を皆さんに真剣に伝えてくれないのでしょうか。
日本人の二胡愛好家は、まじめに対応するに値しないのでしょうか?
それとも二胡というのは、様々な変化が多くてそれをいちいち解明して行けない物なのでしょうか?
そこで私は答えを自分で出さざるを得ず、かなり大多数二胡愛好家に、日本人作った二胡など二胡の音がしないなどと、酷評されながらも、ひたすら皆さんに伝え続けるのです。
一度試しに来て下さいと。
目をつぶって他の楽器と比べて下さいと。
そして弾きこみましょうと。
シッカリと鳴らしてやって下さいと。
そしてちゃんと調整した楽器は良く鳴りますよと、今後も皆さんに言い続けることでしょう。