二胡の場合、木と蛇皮と、
日常触れることの無い、ものたちで、形を造り、
ましてやそれで良い音を作り上げる。
つくづく、奇跡だなと思います。
そうではないですか!
紫檀といい、黒檀といい、まったく知らない環境で育ったものを切り出して、
8メートルの蛇という見たこともない大きさの、動物の皮を扱わなければいけないのです。
昔、クルミで家具を造ってみないかといわれたとき、
現地に行ってみたらといわれ、11月の北海道、それも北見の山の中へ行きました。
たぶん北見の人でさえ、ほとんど行ったことの無い冬の山の中を歩いて、胡桃の伐採を見に行ったことがあります。
木を倒すときにどうやって倒すのか。
どうやって山下まで下ろしてくるのか、
あるいはこの木はどこに生えていたのか、
どんな傾斜地に、どんな地質に、
周りにはどのような木があるのか、
もっと簡単に言うと、山の北側なのか、南側なのか。
たったそれだけでもう胡桃の木の性格が変わるという事を、
やっと理解出たのは、それから30年もたってでしょうか。
ここへきて今までほとんど使ったことの無い、紫檀黒檀、
せっかく覚えた小口を見て木を知るということでさえ。
そのあまりの木口の密度によって、見分けるのでさえ、難渋しながら、
作っては壊し、
弾いては駄目にし、
なんとか、かんとかたどり着いた、楽器としての二胡の性格の理解、
と思えば、治らぬ性格のおかげか、無理をしないという言葉もよく理解していないうちに、
なんと紫檀アレルギー。
知っていたが、まさかに自分がアレルギー体質だっとというのをいまさらのように宣告されて。
そんなところへ、これ以上ないほどの良い紫檀が手に入った。
どうする????
まあ、私のことだから、、だれも止められないのだろうし止まらない。
20年も25年もたって、
さんざん本場ものには苦労してきたはずの二胡弾きさんたちが、
性懲りもなく本場ものにあこがれているのには、
言葉もないのですが、
更には、木一つも知らない人々が、蛇皮でさえ触ったことがない人たちが、
日本人の誠実さを、前面に振り立てて、向かって言っているのを見ると、
これは作るどころではないな!
修理していくことが先かも知れない。
たぶん良いものだと信じて、信じさせられて、
そして信じさせて販売されたものが、さらに増えそうな勢い。
まあ、ひたすら治しましょう。
日常触れることの無い、ものたちで、形を造り、
ましてやそれで良い音を作り上げる。
つくづく、奇跡だなと思います。
そうではないですか!
紫檀といい、黒檀といい、まったく知らない環境で育ったものを切り出して、
8メートルの蛇という見たこともない大きさの、動物の皮を扱わなければいけないのです。
昔、クルミで家具を造ってみないかといわれたとき、
現地に行ってみたらといわれ、11月の北海道、それも北見の山の中へ行きました。
たぶん北見の人でさえ、ほとんど行ったことの無い冬の山の中を歩いて、胡桃の伐採を見に行ったことがあります。
木を倒すときにどうやって倒すのか。
どうやって山下まで下ろしてくるのか、
あるいはこの木はどこに生えていたのか、
どんな傾斜地に、どんな地質に、
周りにはどのような木があるのか、
もっと簡単に言うと、山の北側なのか、南側なのか。
たったそれだけでもう胡桃の木の性格が変わるという事を、
やっと理解出たのは、それから30年もたってでしょうか。
ここへきて今までほとんど使ったことの無い、紫檀黒檀、
せっかく覚えた小口を見て木を知るということでさえ。
そのあまりの木口の密度によって、見分けるのでさえ、難渋しながら、
作っては壊し、
弾いては駄目にし、
なんとか、かんとかたどり着いた、楽器としての二胡の性格の理解、
と思えば、治らぬ性格のおかげか、無理をしないという言葉もよく理解していないうちに、
なんと紫檀アレルギー。
知っていたが、まさかに自分がアレルギー体質だっとというのをいまさらのように宣告されて。
そんなところへ、これ以上ないほどの良い紫檀が手に入った。
どうする????
まあ、私のことだから、、だれも止められないのだろうし止まらない。
20年も25年もたって、
さんざん本場ものには苦労してきたはずの二胡弾きさんたちが、
性懲りもなく本場ものにあこがれているのには、
言葉もないのですが、
更には、木一つも知らない人々が、蛇皮でさえ触ったことがない人たちが、
日本人の誠実さを、前面に振り立てて、向かって言っているのを見ると、
これは作るどころではないな!
修理していくことが先かも知れない。
たぶん良いものだと信じて、信じさせられて、
そして信じさせて販売されたものが、さらに増えそうな勢い。
まあ、ひたすら治しましょう。