二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

なんとまあ!難しい事!!東風発売開始いたします。

2014-09-17 07:59:46 | ■工房便り 総合 
最近日々、福音弓作っています。

おかげさまで色々な地方の楽器屋さんや、教室などからも問い合わせが来ています。(東京の徳絃社さんは今度の木曜日から、扱ってくれます、日曜日に光舜堂にご来店できない方は、どうぞ、徳弦社にいらして、お試しください。)

私の書いたこんなブログでの紹介でこれほど反響があるは、、思いませんでした。

今までの弓と言うか、どんな弦楽器の弓も、試して弾いてみるというおが販売方法としてはなかなかないですね。

だいたいが、擦弦楽器の弓と言うのは、100本あれば100違う音色と弾き心地ですね。

ですが二胡の弓などは、上手な人に言わせると、どんな弓でも、どんな馬毛でもそれほど変わらないとも言われました。

それだけ有効な力を発揮していなかったのでしょう。

たぶんこれを読んでおられる方の、90%の方は、いくらおまえが、力説してもそんなビックリするほど変わるわけがないと思っていらっしゃるでしょうね。

良いのです、二胡弾きさんの内10%の光舜堂を信じていただける人たちにきり、お渡しできるくらいの数しか出来ませんから。

一日1本としても、7000本ですからね。(20年作り続けても)

そこで、スタッフに作り方を教えていたのです。

昨日工房のスタッフたちと弓の作り方など、話していて、後私が20年生きたとしても、全国の二胡弾きさんにまでこの弓をお届け出来ないというのに気が付きました。

わたしより数倍器用なウチのスタッフでしたら、相当に作れるとは思いますが、

今皮の張替などあるいは胴の修理など、スタッフの一人圭之新君に伝えています。

それより問題は、竹が入ってこないのです、、、

中秋のお休みだそうで、全く物流まで動いていないそうです。

本当は9月の初めに入るはずだったのですが、

その上入手してからも、、

まず曲げて、折れる物は折ってしまいます。

フロッグを外して、竹のひび割れの検査。

フロッグネジの検査と補強、

などやっていると40%は廃棄です。

これはお相手の、中国の業者さんに言っても、無駄なのです。

「気に入らないならうらないよ~~~」 です。

しかいしこの竹は、中国にきりありません。

ましてや竹は植物ですから、検疫と言うのがあります。

生の竹をしいれ検疫で引っかかったらすべて廃棄です。

致し方なく半製品を業者から購入するわけです。

にしても使えるのは、60%!!!

先日も中国屋楽器店の、新しいオーナーのショウヨウ君とはなしていて、楽器を仕入れるたびに値上げしてくる。

態度は同じで、気に入らないなら売らないよ、、、文句があっても売らないよ、、、だそうです。

文句ではないですね、大体が40%使えないというのは商品として問題でしょうとは思っていないのです。

とにかく形にして、売ってしまう、床に落とした肉であろうと、ボンドが取れそうな二胡であろうとどんな皮を使ったとしても皮張ってあるではないですか!と言われますね。

最近よく見かけるのは最初から良く鳴る二胡、良い音のする二胡、皮のブヨブヨの、最初から鳴るのだから良いでしょう。

持って3年、保証期間は過ぎていますよと言われます。

何台張替えたことか、

馬毛にしてもモンゴル産のヴァイオリン毛は、95㎝と言えばすべて95㎝で1キロ単位で入ります。

中国産?の二胡毛は、95㎝と言う一束では来るのですが、

そのうち3分の1は、90㎝以下、下手すると70㎝、、使えるのは約半分です。

酷い物は廃棄していますから。

でも金額は変わらない、スミマセンそこで、

東風は19000円(税込です)税抜きですと17592円です、になってしまいます。ほんとすみません。

ちなみに、「西風」は税込18000えん、税抜き16666円です。

福音弓「東風」来週の日曜日(21日)から、発売開始したします。

この弓気にいる人は殆どがと言うより試してみた人の全ての人が、先生クラスの人たちが気に入っています。

どんな商品にも文句を付ける人はいます、必ず。

しかしこの「東風」上級者は必ずこちらを選びます。












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