二胡工房 光舜堂

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光舜松脂 再び、ベルリンの高橋さんのブログから!

2022-04-25 14:22:58 | 光舜松脂
とにかく試していただいて、ゆっくりいずれは世界中のヴァイオリン弾きの方々に認めていただければ、とかんがえて、この時代、ましてやコロナの人に会えないこんな世の中でも、あえて口コミと考えていました。
しかし、本当に評価してくれる方はしてくれるのだなと、
ある意味ブログもクチコミの一種なのかもしれません。
大変ありがたいことに、高橋さんはとても気に入ってくれ、なおかつ周りのヴァイオリン弾きの方々にも進めていただいています。

Made in 東京の光舜松脂
光舜松脂、いままで手にしたことなかった松脂です。
知り合ったのは発売の4ヶ月前でした。
80年以上前の音は、違っていた⁉️
これは録音で多くの人が感じていることです。
好き好きとか、やはり録音だから、、、とかは別にして
弦が違う、時代が違うから好みも、求めるモノも違う。
そうかもしれません。昔は良かった、は単に無いものネダリと現実逃避、かもしれない。
しかし蓄音機やSPレコードで聴ける音は、実際に存在したことを生で知っています。
弾く人に依って違う、は当然あります。
だが、エルマンやオイストラフを代表する戦前からのヴァイオリンソリストと一緒に弾き、世界のトップをご存知だったフルトヴェングラー時代から40余年ベルリンフィル首席奏者だった恩師Witt先生がBPのヴァイオリンを聴いて絶滅品種だ、と表し賞賛した、昔の音。
さまざまな要因のひとつに松脂があるんではないか⁉️から光舜松脂が作られました。


発売までのプロトタイプから試させていただいてました。昔の音、には天然の松脂。昔は天然松脂が当たり前でした。
琥珀は松脂の化石ですが、数十年自然に醸された若い琥珀、山で採取される天然松脂はヨーロッパでも戦前には良いのが採れ、秘密の精製レシピも存在した様です。光舜松脂を絶賛してるBP(Witt先生曰く、ヴァイオリン絶滅品種)は父上も祖父もヴァイオリニスト、お祖父さんからのMagginiを見せてもらったことがありますが、子供の頃に松脂を庭で精製していたのを覚えてるそうです。松脂製造業ではなく、自分たちが使う為に。

発売前から光舜松脂はたくさんの弓でじっくり研究させてもらいました。
現在は基本のZEROとヴァイオリン用と記された1番が素晴らしい❣️
2週間前に東京から新たに天然松脂が届きました。採取された自然に醸された松脂を精製したホンモノ天然。
そう、光舜松脂は天然松脂の再現を目指してるんです。
理由は希少で手に入らない、かつバラツキがある。
自然に醸された松脂ですから、当たり前です。

市販されている光舜松脂に加えて試作品をいくつも知り、加えて天然松脂と出会いました。
先週末のヨハネ受難曲はリハーサルから1番と天然松脂を持っていき、結局は天然で弾きましたが、1番が光舜松脂の目的である天然松脂の再現、すなわち自然に醸された結果を混ぜ物せずに実現したのを実感かつ確信しました。

光舜松脂と天然の差は僅か、製作者西野さんたちの長年の研究成果は素晴らしいです。
ヴァイオリンに良いはベルリンの仲間も実証、オルガンとのコンサートで聴かせてもらいました。

ヴァイオリンでは1番とZERO、どちらも◎でコントラバスでも最高ですから1番は西洋弦楽器全てに良いと結論できます。
あとは、好み。
昔の音を良いと感じるならば、試さないのはモッタイナイ。

何回も書いてますが⬇️このブログ内に弦堂さんの販売サイトをリンクしてあります。
暮らしの手帳方式、売れたら私に利益が入る訳ではない公正な評価を書いています。
鳴らす、ってことはどういうことなのか⁉️
良い音色と共に知る近道と思います。
特にコントラバス弾きは、ネバネバ引っかかり強い松脂で力で出す「点」的な爆発音とは違う世界が拓けます、知らないなら、きっと。








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