木の板を、皮の代用品として使うというアイデア、詰め始めた。
素地は、木だからそれこそ、沢山ある。
日本の中で、わりと始終使われている木だけで、多分400種類ぐらには、なるはず。
その中で、楽器に使われるということでは、
楓、松、スプルス、桐、紫檀、黒檀、様々、洋楽器まで入れれば、多分50種類。
シタールのひょうたんや、椰子胡の椰子が木?
音響の方では比較的良く使われる、桜、樺、チェリー
これみんな、バラ科のいわゆる桜。これはどうだろう?
以前、ある人に頼まれて、JBLの、パラゴンに近いものを作ったことが有る。
その過程で、パラゴンはアメリカの桜で作られているのを、カナダ ウォールナットや、メイプル等で、試作したことが有る。
スピーカーのように、反響板として使う時は、色々やってみたが、桜系がやはり優れているようだ。
二胡に木を使う場合、反響板は、既にいわゆる唐木が使われている。
振動板としての蛇皮のように、比較的ゆるさを併せ持つ木というのは、なかなかない。
硬い、桜や、メイプル(ボーリング場のレーン)などは、よほど薄くでもしない限り
かなり硬い音になってしまう。
反対に、柔らかい木はどうだろう。
先ず。桐、サペリ、スプルス、檜、など上げることができる。
今候補としては、桐、これは、楽器としては既に高胡や、板胡、琴。胡琴等振動板としては実績が有る。
がしかし、やってみたところ。桐は、音を吸収しすぎてしまい、二胡の、楽器としては、
サックス並みにある倍音が、消えてしまう。
桜やメープル等では反対に、低音部を拾いきれないし、やはり倍音は少なくなる。
桜や、メープルは、やはりスピーカーのように、振動板は別にあって、それを反射し、増幅するという役目には合っているのだろう。
捨てがたいのは、やはり桐、そして、楠。
楠は、若いころから、仏像を彫っていて経験から、板のあのしっとりとした、樹脂分の多さが、鑿がが当たる時の音からすると、かなり良い響きになると思い、駒に良くつくった。
楠の樹脂分は、生成されると、樟脳にもなり、またセルロイドの原料にもなる。
桐は、言うまでも無く、あの蝋分の多さは、弾力を出すという点では、非常に優れている。
また、木としては、収縮率も少なく、6角形にきったとしても、含水を10%ぐらいにすれば、ほぼ動かないと言える。
(因みに、世界中の木の中で一番収縮率の低いのは、チーク、そしてクク)
楠にしろ、桐にしろ、桜程ではないが、倍音が少なくなるのはいた仕方ないのかもしれない。
とここで、投げてしまえば、木の振動板はできなくなる。し、二胡作りではない。
木と他の素材の組み合わせは、どうだろう。
例えば桐で作るとして、今の高胡の木の厚み2、2ミリ前後より薄くし、
それを積層する、勿論何らかの接着剤は必要。
いわゆる木工ボンドでは、硬すぎる、折角の桐の良さは無くなる。
では、ゴム系?音を吸収してしまう。
続飯(ソクイと読む、もち米を練ったもの)は?これも硬すぎ。
煮皮もやはり硬すぎ。
で、見つけたのが、食物繊維系の糊、これは良い、
乾いても、かなりの弾力が有る。
これはみんなが普通に食べているものに、良く使われている。(内緒)
0,3ミリの桐の板を5枚これで重ねて行くと、、、、
7月には光舜堂に、お目見えする。
折角だから、光舜堂のロゴ文字を書いてくれた、桐鱗(きりうろこ)女子に絵を描いてもらうことにした。
西野和宏
素地は、木だからそれこそ、沢山ある。
日本の中で、わりと始終使われている木だけで、多分400種類ぐらには、なるはず。
その中で、楽器に使われるということでは、
楓、松、スプルス、桐、紫檀、黒檀、様々、洋楽器まで入れれば、多分50種類。
シタールのひょうたんや、椰子胡の椰子が木?
音響の方では比較的良く使われる、桜、樺、チェリー
これみんな、バラ科のいわゆる桜。これはどうだろう?
以前、ある人に頼まれて、JBLの、パラゴンに近いものを作ったことが有る。
その過程で、パラゴンはアメリカの桜で作られているのを、カナダ ウォールナットや、メイプル等で、試作したことが有る。
スピーカーのように、反響板として使う時は、色々やってみたが、桜系がやはり優れているようだ。
二胡に木を使う場合、反響板は、既にいわゆる唐木が使われている。
振動板としての蛇皮のように、比較的ゆるさを併せ持つ木というのは、なかなかない。
硬い、桜や、メイプル(ボーリング場のレーン)などは、よほど薄くでもしない限り
かなり硬い音になってしまう。
反対に、柔らかい木はどうだろう。
先ず。桐、サペリ、スプルス、檜、など上げることができる。
今候補としては、桐、これは、楽器としては既に高胡や、板胡、琴。胡琴等振動板としては実績が有る。
がしかし、やってみたところ。桐は、音を吸収しすぎてしまい、二胡の、楽器としては、
サックス並みにある倍音が、消えてしまう。
桜やメープル等では反対に、低音部を拾いきれないし、やはり倍音は少なくなる。
桜や、メープルは、やはりスピーカーのように、振動板は別にあって、それを反射し、増幅するという役目には合っているのだろう。
捨てがたいのは、やはり桐、そして、楠。
楠は、若いころから、仏像を彫っていて経験から、板のあのしっとりとした、樹脂分の多さが、鑿がが当たる時の音からすると、かなり良い響きになると思い、駒に良くつくった。
楠の樹脂分は、生成されると、樟脳にもなり、またセルロイドの原料にもなる。
桐は、言うまでも無く、あの蝋分の多さは、弾力を出すという点では、非常に優れている。
また、木としては、収縮率も少なく、6角形にきったとしても、含水を10%ぐらいにすれば、ほぼ動かないと言える。
(因みに、世界中の木の中で一番収縮率の低いのは、チーク、そしてクク)
楠にしろ、桐にしろ、桜程ではないが、倍音が少なくなるのはいた仕方ないのかもしれない。
とここで、投げてしまえば、木の振動板はできなくなる。し、二胡作りではない。
木と他の素材の組み合わせは、どうだろう。
例えば桐で作るとして、今の高胡の木の厚み2、2ミリ前後より薄くし、
それを積層する、勿論何らかの接着剤は必要。
いわゆる木工ボンドでは、硬すぎる、折角の桐の良さは無くなる。
では、ゴム系?音を吸収してしまう。
続飯(ソクイと読む、もち米を練ったもの)は?これも硬すぎ。
煮皮もやはり硬すぎ。
で、見つけたのが、食物繊維系の糊、これは良い、
乾いても、かなりの弾力が有る。
これはみんなが普通に食べているものに、良く使われている。(内緒)
0,3ミリの桐の板を5枚これで重ねて行くと、、、、
7月には光舜堂に、お目見えする。
折角だから、光舜堂のロゴ文字を書いてくれた、桐鱗(きりうろこ)女子に絵を描いてもらうことにした。
西野和宏