７月５日（日）『 裏 ほぉ舜堂 』が書けたなら １１：００～１７：００

二胡を愛する皆様こんばんは、鞄持ち ほぉです。
７月に突入したものの、関東はまだ梅雨真っ最中、、、
というか！
今年の梅雨って例年より、イメージ通りの“Ｔｈｅ梅雨” だと思いませんか？
ずっと しとしと雨が続いています。
しかしＣＤＭは絶好調で、湿度９０％以上あってもなんのその！！
瑞々しい紫陽花の傍でも変わらず美しい音色を奏でております。
気になる方は梅雨明けする前に是非、
この雨季知らずの楽器を弾きにいらしてくださいね！



さて、今月からは老眼対応フォントサイズでお届けします営業報告、
今週も沢山のご来店がありました。

遠方からは、
山口県、京都府、長野県からのお客様。
そして、よくいらっしゃる方々。
それから、とっても久しぶりの方々。
それと、可愛いお嬢ちゃん達♪
特に後半にご来店が集中したので夕方はかなり賑やかでした。



ところが早い時間にポッカリと空いた時間がありまして、
そこに久しぶりの調整予約を入れていた、会員■さん、とはゆっくり過ごせました。
■さんはとても素敵な方で、店主はこの会員さんが大好きです。
いつもはイニシャルトークなのに、どうして『■』さん、なのかというと、
いやいや、この日のこの方の愛胡にまつわる話が、かなり、、、
我々の間では笑えたのですが、決して表ざたには出来ない事柄でして。。。
幸いにして他にはお客様がいらっしゃらない時間帯でしたので存分にお話を伺え、
「ほぉさん、これはブログには書くなよ」　と店主には釘を刺されました。
ああ書きたいっ！！

常々、このブログでワタクシが書いている事柄は、
自制したり、店主の検閲で止められたりと、
言いたい放題の割には、これでも元のネタよりかなりマイルドです。
元ネタはかなりイロイロありますから、本当はそれをそのまま出せたらと思いますが、
残念ながら、レリゴ～♪という訳にはいきません。
二胡界を揺るがす（？）爆弾みたいなネタもありますから。

店主の日常の出来事を綴る『ほぉ舜堂』も、表に出るのはカワイイもの限定。
日頃から、「絶対『裏ほぉ舜堂』の方が面白いよね」と２人で言っておりますが、
その話はどれも極秘事項として墓場まで持って行きます。

で、■さんの『かなりキケンな笑い話』も封印（笑）
久々の調整で愛胡も更に元気になり、美しい音色を鳴らしていました。



それからこの日は、
入院時にはかなり痛んでいた胡が美しいＣＤＭの低音二胡となって退院しました。
持ち主のＵさん、出来上がった二胡で確認してから『福音弓』の種類を決める事にしており、
『西風』、『東風』、『阿炳礼賛』をお試しになったのですが、
『阿炳礼賛』か『東風』に絞り、結局『東風』をご購入下さいました。
低音二胡は『阿炳礼賛』がとても合うのですが、
上級者のＵさんは音色重視で『東風』に決めたようです。
その腕前で、どうして先生やらないんですか？！、という凄いレベルの方なので、
お試しで弾いた『二泉映月』が本当に美しかったです。



それから、二胡姫さんでウチの駒を買って下さった方が調整にご来店。
ご自身で、千斤も含めていろいろ合わせようとされたのだそうですが、
店主の調整結果が全然違ったので驚いていらっしゃいました。そして、

「私の周りの人たちは二胡の調整なんて全くしないし、
楽器を買ったら何年も千斤も弦も何もかも買った時のままです」

とおっしゃっていました。
残念ですね、ちょっとで かなりの変化が現れるのに、もったいない。
きっと かなり高価な二胡の方もいらっしゃるでしょうに。。。


と、『高価な二胡』繋がりで、


この日退院した或る方の二胡は、元々とても良い音色の楽器でした。
ところが他店で修理をしたらお気の毒な事に更に悪化させられてしまい、
結局木軸は使い物にならなくなり、全部作り直しました。
西野の真似事をしたのか木軸を削ったら、いびつになり、合わなくなり、
更に酷いことに棹まで変に削ってしまっていた某店。
某店扱いの、木軸だけの悪化は今までもありましたが、
棹まで酷くしてしまった二胡が持ち込まれたのは初めてでした。
大手術を余儀なくされましたが、結果は大成功！

「木軸って、こんなに滑らかに回るのが普通なんですか？！」

今までには無かった、あまりの回しやすさに呆然とされる持ち主さん。
しかし元々の木が良い物でしたので、修理をしたら本当に良い楽器になりました。

ですが、

そんな良い音色の楽器がありながら、
更にはその方は他にも良い二胡をお持ちなのに、
習っている先生に新しい二胡の購入を迫られているとの事！
その額、なんと、

うんじゅうまんえん！！

そして、この方以外はクラス全員が先生の強い勧めに従って買ってしまったそうで、
中には　うんまんえん　を超える物もあるそう！！！きっととんでもなく良い楽器？なのでしょうね。

おかしいでしょう？！
名指しでブログで公表したいですが、歯ぎしりしつつ墓場へ持って行きます。

どうか、そのクラスの方々が楽器を買いっぱなしにせず、
せめて西野の調整を受けにご来店いただければと、切に願います。
ご満足できる弾き易さと今より良い音色に整える事は確実にお約束出来ますから。
でも、たとえご来店が無くても、
せめて辞めずに頑張って二胡を続けて欲しいです。
弾くのが楽しいと、良い楽器を買えて満足している、と心から感じながら、
不満無く活き活きと練習に励んで過ごされている事を祈るばかりです。

（ワタクシも高い買物が大好きなので思わず熱くなってしまいました。。。）



さて後半には音色の美しさでは定評のあるＫ先生がご来店されたのですが、
久しぶりのご来店でしたので『福音弓』は初体験！
初めて試した『福音弓』にビックリされ、

「重さ、しなり、細部にわたって繊細に研究されて作られていて音色も良くなる、
小さな力で音量も良く出ますね」

と大絶賛して下さいました。
こんなピカイチの音色で美しく奏でる方にこんな風に褒められると、本当にほっとします。
『福音弓』についても、いろいろな声が聞こえてきますからね。
この声もまた『裏ほぉ舜堂』でしか書けない話。。。

ワタクシの墓場は広くないと、持って行く話が多過ぎて収まり切れません（笑）



老眼対応フォントサイズ、いかがでしたか？
馬毛作業ですっかり老眼が進んでしまったワタクシにお付き合いいただいているようなものですが、
同じく『福音弓』製作で、ただでさえ ちっこい眼がショボショボ弱っている店主には好評なので、
今後はずっとこのサイズで参ります。

今週もご来店ありがとうございました！