二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

たかが毛替え、されど毛替え!

2022-01-12 14:33:28 | 二胡の救急箱に書かなかったこと
二胡の弓毛の毛替えやってみた!でもうまくいかなかった!
と、2名様から連絡いただきました。そのほか材料が全部は手に入らなかった。というお問い合わせも。

上手くいかなかったという方のお二人とも、毛が真っ直ぐに張れなかった。

「なんだかぼさぼさして」

「何本くらいやりましたか」と私

「一本を何回も」という方そして「2本やってみた」という方。

素晴らしいことですね、以前からやってみたかったのだそうです。

お一人は、ネットで販売しているもの、もうお一人は、知り合いのヴァイオリンの弓を張り空けている方から譲ってもらったと。

にしても大したものです。

ぼさぼさの原因色々あります。まずは良い毛だけを選びきっていなかったこと、そして弓毛を梳かして真っ直ぐにしたつもりでも、

金具で固定して、その後見るとぼさぼさ、

そうなのですね、ブラシで梳かしても、ただ梳かすだけではすべての馬毛をとらえているわけではないのです。

そこが難しいのですね、でもこれは慣れるきりないのです。

ブラシの使い方、こればかりは、画像でも言葉でも教えられません。

敢えて言うなら手を取って教える、これ本当に昔から言われるいい方ですが、まさにそうなのです。

案外二胡のボーイングなどと同じかもしれません。

どなたかの演奏の仕方を、ユーチューブなどで見ても、形は近くなるかもしれませんが、脱力の仕方などは覚えられませんし、また言葉でも伝えられません。

一番良いのは、手を取って一緒に動かしてもらえば分かりやすいのです。

ヴァイオリンの初歩などは先生が子供の手を取ってボーイングを教えることもあるようです。「手の力抜いて、そうです、こうして」と一緒に動かしてくれたりもします。

作業というのは手を使います、その手の動かし方いかんで出来上がりが変わります。私も研ぎものを教える時は最初は手も取って教えますし、刃物の使い方などでも手を取って教えますそのほうが早く覚えるからです。仕事ですからね。

ですから、画像やj言葉で覚えるには、前の記事でも書いたのように、習うより慣れろ、沢山無駄にして初めてうまくいきます。

プロの場合教える方はその材料の無駄、そして時間の無駄、というのは教える方の負担なのです。

私の様にトロイ人間は相当無駄を出してきていまして、インテリアにしろ工芸にしろ教えてくれた方々には相当ご負担をかけたのだと思います。

話が逸れました!

とにかく、このブログでは、画像と言葉でしか皆さんには伝えられません。ご自身で様々努力して、やってみてください。

一回でうまくなんか行きっこないですから。沢山やってみてくださいな。

それから、部材がうまく購入できなかった人には、買えるところを教えました。

工房光舜堂西野和宏











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