二胡にはつきものと言われる雑音には、いくつかのの要素が有る。
まず、第一に、胴に使っている木のバラつき、というのが有る。
以前書いたように、拍子木は、一つの塊の木を、鉈で割って、
それを削り合わせるから、あのクリアーな音が出る。
基本的には、同じ木の同じ部分を使えば、雑音の出るということの、一番大きな要素は取り除かれる。
現在の中国でも、日本でも、良く乾いた、紫檀(ローズウッド)や、黒檀というのが入りにくい。
入ったとしても、10センチ15センチの細い丸太でしかない。
中国では、二胡に使う材を、古い家具などから、取っているといわれている。
当然、部材としては、一つの胴を、均一な材で纏める事が難しい。
一本の太い(40センチ、50センチ)材から取れば、胴に使うところ。
竿に使うところを、適材で選ぶことができる。
また、胴も、同じ木目で、まとめられる。
ところがここ数十年、高級家具材として使われてきた紫檀黒檀は、日本でも、
かなり枯渇している。
幸いにも、十数代に渡って、木場の中で、木工屋をやってきた縁で、
光舜堂は、今はもう入ってこない、ブラジリアンローズや、セイロン産の黒檀、
インドローズなどの、35年前から寝かしてあった材を手に入れることができる。
みなさんも気がついたと思うが、意外と安い花梨等の二胡に雑音の無いものが多い。
木の量産は、効率から言って、かなり、太い材料(50センチ60センチ)を、使うことが多い。
したがって、均一な、かつ緻密な、材がとれる。
みなさんも、太い木の端に行くに従って、緻密で、均一な、木目を見たことは有ると思う。
光舜堂では、直径40センチ前後の丸太から、胴の部分、竿の部分と、取り分けて、二胡を作っている。
そのことで、先ずは、雑音を無くすということの、一歩が始まる。
つづく
次は皮による雑音。
西野和宏
まず、第一に、胴に使っている木のバラつき、というのが有る。
以前書いたように、拍子木は、一つの塊の木を、鉈で割って、
それを削り合わせるから、あのクリアーな音が出る。
基本的には、同じ木の同じ部分を使えば、雑音の出るということの、一番大きな要素は取り除かれる。
現在の中国でも、日本でも、良く乾いた、紫檀(ローズウッド)や、黒檀というのが入りにくい。
入ったとしても、10センチ15センチの細い丸太でしかない。
中国では、二胡に使う材を、古い家具などから、取っているといわれている。
当然、部材としては、一つの胴を、均一な材で纏める事が難しい。
一本の太い(40センチ、50センチ)材から取れば、胴に使うところ。
竿に使うところを、適材で選ぶことができる。
また、胴も、同じ木目で、まとめられる。
ところがここ数十年、高級家具材として使われてきた紫檀黒檀は、日本でも、
かなり枯渇している。
幸いにも、十数代に渡って、木場の中で、木工屋をやってきた縁で、
光舜堂は、今はもう入ってこない、ブラジリアンローズや、セイロン産の黒檀、
インドローズなどの、35年前から寝かしてあった材を手に入れることができる。
みなさんも気がついたと思うが、意外と安い花梨等の二胡に雑音の無いものが多い。
木の量産は、効率から言って、かなり、太い材料(50センチ60センチ)を、使うことが多い。
したがって、均一な、かつ緻密な、材がとれる。
みなさんも、太い木の端に行くに従って、緻密で、均一な、木目を見たことは有ると思う。
光舜堂では、直径40センチ前後の丸太から、胴の部分、竿の部分と、取り分けて、二胡を作っている。
そのことで、先ずは、雑音を無くすということの、一歩が始まる。
つづく
次は皮による雑音。
西野和宏
なので、古道具屋とか粗大ごみの捨て場所に出没して捜しているのですが、まず見つからないです。。。たまにあっても、本物かどうか見極める目を持っていないのが悲しいところなんです。。
嵌ると、怖いですよ。
木の見極めは、難しいです。慣れですね。
それと探すなら、座卓がいいです。
先日、マホガニーの戦前のに会いましたよ。