二胡を作る木をいくつかの種類に分けてみます。
もちろん紫檀系黒檀系と、大きく分けて二つあります。
紫檀系の中に、老紅木、花梨、紫檀とあります。
これは音色の違いで分けることも出来ますが、もう一つの分け方は、道管の多いか少ないかです。
花梨も老紅木も道管がとても多い物です。
そしてバリサンダー(中国で言う本紫檀)シャム柿です。
道管の多い木というのは、音が大きく内部で良く木が振動します。
いわゆる紫檀系、インドの小葉紫檀、あるいはアフリカ紫檀、(大葉紫檀)
そして今は少ないですが、日本で言う本紫檀(黒酸枝木)
それからチンチャン(手違い紫檀)などは、道管が少なく比重も大きく、内部が詰まっている感じの木です、これらはとても音色というのを代表するような木です。
とてもよく鳴るし音も大きい物の代表が、花梨ですね。
ただ重量が少ないためか、音色という感じがしません、落ち着いた音色、ふくらみのある音色というのは、やはり紫檀系が一番でしょう。
このよく鳴る、花梨、あるいはバリサンダーと、紫檀系の木を組み合わせると、
良くなりもし、またとても音色の良い楽器になります。
はずです。
これは以前に実験したことがあるのです、
もう、かれこれ5年ぐらい前光舜堂を始める前です。
銅の6枚の木を、バリサンダーと紫檀とを3枚づつ、互い違いに組み合わせて、一台の胴を作りました。
この楽器は、今横浜で先生をしている方が購入されとても良く弾きこんでくれています。
この方は新しい楽器を私が作ると、光舜堂を始める前から良く弾いてくれた方でもあります。
時々新しい楽器を作った時に、声をかけると、また試し引きしてくれます。
そのたびに、彼が言うには、「うん!どんどんよくなりますね、作るたびにどんどん進化しますね」、と、大変喜んでくれるのです。
ある意味二胡という楽器に関しては、私よりプロのところがあります、特に中国製の二胡に関しては。
彼は東京の大手?の二胡屋さんに10年勤めていましたから、私以上のプロという事も言えます。
その彼が、「やっぱりこの楽器が私は好き」というのが、この以前購入していただいた、二つの木を組み合わせた楽器なのです。
弾き方によって、優しい音色にもなり強い鳴りにもなります。
楽器自体の完成度という点では、私自身がもう一つと思う部分もある楽器ではあります。
しかしその鳴りと音色両方を持った楽器という点では、たぶん他の単一の木だけで出来た楽器ではかなわないのです。
このことは、光舜堂を始める前から解ってはいたのです。
新しい楽器作ろうという思いより、まずは、中国の楽器に追いつき、追い越せというところから始まっていますから、
多少実験的に作ってその結果が出ていないものを発売するというのは、こんな私にしても度胸が必要なのでしょう
何しろこの楽器、出来上がった時の雑音のひどさというのは相当なものがあります。
当然ですね、違う振動を持った木を互い違いに張あわせているのですから。
倍音を通り越して雑音になります。
このことは普通に発売されている、木でできた弦楽器すべてに言えます。
ヴァイオリンなども、出来上がってすぐは、落ち着いた鳴りを始めるまで相当雑音という感じがあります。
これは、駒を取り換えた時にもあることなのです。
ところがです、1月近く毎日弾くとこれがどうやら、なじんでくるのです。
馴染んできて独特の鳴りになります。
でももう一つ心配な事があったのです。
もちろん紫檀系黒檀系と、大きく分けて二つあります。
紫檀系の中に、老紅木、花梨、紫檀とあります。
これは音色の違いで分けることも出来ますが、もう一つの分け方は、道管の多いか少ないかです。
花梨も老紅木も道管がとても多い物です。
そしてバリサンダー(中国で言う本紫檀)シャム柿です。
道管の多い木というのは、音が大きく内部で良く木が振動します。
いわゆる紫檀系、インドの小葉紫檀、あるいはアフリカ紫檀、(大葉紫檀)
そして今は少ないですが、日本で言う本紫檀(黒酸枝木)
それからチンチャン(手違い紫檀)などは、道管が少なく比重も大きく、内部が詰まっている感じの木です、これらはとても音色というのを代表するような木です。
とてもよく鳴るし音も大きい物の代表が、花梨ですね。
ただ重量が少ないためか、音色という感じがしません、落ち着いた音色、ふくらみのある音色というのは、やはり紫檀系が一番でしょう。
このよく鳴る、花梨、あるいはバリサンダーと、紫檀系の木を組み合わせると、
良くなりもし、またとても音色の良い楽器になります。
はずです。
これは以前に実験したことがあるのです、
もう、かれこれ5年ぐらい前光舜堂を始める前です。
銅の6枚の木を、バリサンダーと紫檀とを3枚づつ、互い違いに組み合わせて、一台の胴を作りました。
この楽器は、今横浜で先生をしている方が購入されとても良く弾きこんでくれています。
この方は新しい楽器を私が作ると、光舜堂を始める前から良く弾いてくれた方でもあります。
時々新しい楽器を作った時に、声をかけると、また試し引きしてくれます。
そのたびに、彼が言うには、「うん!どんどんよくなりますね、作るたびにどんどん進化しますね」、と、大変喜んでくれるのです。
ある意味二胡という楽器に関しては、私よりプロのところがあります、特に中国製の二胡に関しては。
彼は東京の大手?の二胡屋さんに10年勤めていましたから、私以上のプロという事も言えます。
その彼が、「やっぱりこの楽器が私は好き」というのが、この以前購入していただいた、二つの木を組み合わせた楽器なのです。
弾き方によって、優しい音色にもなり強い鳴りにもなります。
楽器自体の完成度という点では、私自身がもう一つと思う部分もある楽器ではあります。
しかしその鳴りと音色両方を持った楽器という点では、たぶん他の単一の木だけで出来た楽器ではかなわないのです。
このことは、光舜堂を始める前から解ってはいたのです。
新しい楽器作ろうという思いより、まずは、中国の楽器に追いつき、追い越せというところから始まっていますから、
多少実験的に作ってその結果が出ていないものを発売するというのは、こんな私にしても度胸が必要なのでしょう
何しろこの楽器、出来上がった時の雑音のひどさというのは相当なものがあります。
当然ですね、違う振動を持った木を互い違いに張あわせているのですから。
倍音を通り越して雑音になります。
このことは普通に発売されている、木でできた弦楽器すべてに言えます。
ヴァイオリンなども、出来上がってすぐは、落ち着いた鳴りを始めるまで相当雑音という感じがあります。
これは、駒を取り換えた時にもあることなのです。
ところがです、1月近く毎日弾くとこれがどうやら、なじんでくるのです。
馴染んできて独特の鳴りになります。
でももう一つ心配な事があったのです。