これは北京系の楽器の花窓ですね。
材料としては、弦堂さんからこのように板の形で、発売されています。
これを製作するための下準備というのがあります。
私の場合は木を使ったほうが楽なので、このように6角形の原型を作ります。
皆さんは、ボウル紙など厚紙、の方が良いかもしれませんね。
この原型をまず、本体の胴に合わせて削り込みます。
といいますのは、
正6角形に作った原型でも、本体にぴったりと合っているわけではないからです。
多少、二胡の胴本体に歪みなどありまして、このように少し、合わないところも出てきます。
ですからその原型自体を一度、削り込んで本体に合わせます。
それから、
花窓の板に、その原型を写し取って、切るのです。
そしてもう一つののポイントは
このように傾斜が付いています。
ほとんどの二胡はこの部分に角度が付いていましてそれに合わせるのです。
そして出来上がりが、
このようになります。
このほかにも蘇州系の花窓などもあるようです。
工房光舜堂&ほぉ