それは、教室です。
勿論、演奏ではないですよ。!
当然私が人様に教えるというと、語弊がありますが、まあ、技術を伝える、というと、二胡系で行けば、
楽器の調整と、弓つくりでしょうね。
今まで私はいくつか教室をやってきています。
教える、ということがとても下手な私の割に、長く続けたのは、青山の陶芸クラブでしょう。
木工教室も長くやりました、今工房に来ている最年長(96才)の、モロさんは、その教室の第一期生です。
もう35年くらい前の話ですが、
その他、トラットリア・レモンを作った時の内装のサブの現場監督が、教室に来てその後、独立して、今や立派な木工作家になっています。
「くるみどコーヒー」というお店も、作ったりしています。
そういえば、ほぉさんも陶芸教室からでしたかね。
こう考えると案外私のやって来た、教室も役に立っているのかもしれませんね。
今考えているのは、弓つくりの教室です。
というか短期の、講座みたいなものでしょう。
弓を作るのは、とても楽しいです。
竹を選別して、削ったり、熱をかけたり、
弓魚のあたりの加工も細かいけれど、意外と大切な事でもあり、また弓の耐久力を決める一つの要素になっています。
弓の破損の一番多いのは実は、この弓魚のあたりなのです。
竹に穴を空けてネジが差し込まれています。
そのネジを外したり、あるいは北方系だとすると、毛を外そうとして、竹が裂けることがしばしばあります。
竹は、縦に裂けるのは、直すことはできます。
傷でもついていない限り、竹が横に折れるというのは、節のところだけなのです。
その竹の修理なども教えたいですね。
弓魚を作るのも面白いです。
通常は烏木、あるいは、黒檀や紫檀など重い木で作られています。
一つには、毛を引っかけますから、かなり強い木が必要だという事、
そして弓全体の重さのバランスを取る上でその大きさと重さが重要な位置を占めていることでしょうね。
硬いというだけでそれほど難しい作業ではないですし、ご自身のオリジナルの弓魚造ることなども面白いかもしれません。
それから、毛を張ること、
これはむしろ、女性たちに向いているかもしれません。
何しろ基本がブラッシングなのです。
私も、最初は良くほぉさんに怒られました!そんなに乱暴に溶かさないで!
95センチもある髪の毛を梳かすなどは、女性でも、そうはないと思いますが、
この梳かす作業もとても大切なのです。
その梳かしている間に、傷んだ毛や、ねじれた毛、カールした毛など見つけ出せるからです。
そして軽く梳かしている間に、弱い毛は切れてしまったりもします。
そして竹によってグラムを決めて、竹に仕込んでいきます。
そしてまた、梳かすのです。
最後に、毛を洗浄して、ぴんと張って乾かします。
乾いた毛を見ると、1,2本は、あるいは数本、伸びた毛も見つかります。
馬毛は伸び率がかなり違うものも多いですから。
それを、切り取って、松脂を塗ります。そして弾いてみて。
重く感じるようでしたら、更に毛の数を減らします。通常少し多めに束ねておきますから。
それで、出来上がりです。
ご自身の好きな毛を選んで、それを、組み合わせたりすると、好きな音色にすることもできます。
2,3本違うタイプの弓を作っても面白いのではないでしょうか?
多分、4,5回の講座で、教えられるとはおもいます。
こんな教室やってみたいですね、そしたらもしかしたら、
ヴァイオリンの毛替えの様に、全国に二胡の弓毛の毛替えができる人が広がるかもしれません。
まあ、いずれにせよ、コロナが収まってからという事にはなりますが。
工房光舜堂西野和宏&ほぉ
勿論、演奏ではないですよ。!
当然私が人様に教えるというと、語弊がありますが、まあ、技術を伝える、というと、二胡系で行けば、
楽器の調整と、弓つくりでしょうね。
今まで私はいくつか教室をやってきています。
教える、ということがとても下手な私の割に、長く続けたのは、青山の陶芸クラブでしょう。
木工教室も長くやりました、今工房に来ている最年長(96才)の、モロさんは、その教室の第一期生です。
もう35年くらい前の話ですが、
その他、トラットリア・レモンを作った時の内装のサブの現場監督が、教室に来てその後、独立して、今や立派な木工作家になっています。
「くるみどコーヒー」というお店も、作ったりしています。
そういえば、ほぉさんも陶芸教室からでしたかね。
こう考えると案外私のやって来た、教室も役に立っているのかもしれませんね。
今考えているのは、弓つくりの教室です。
というか短期の、講座みたいなものでしょう。
弓を作るのは、とても楽しいです。
竹を選別して、削ったり、熱をかけたり、
弓魚のあたりの加工も細かいけれど、意外と大切な事でもあり、また弓の耐久力を決める一つの要素になっています。
弓の破損の一番多いのは実は、この弓魚のあたりなのです。
竹に穴を空けてネジが差し込まれています。
そのネジを外したり、あるいは北方系だとすると、毛を外そうとして、竹が裂けることがしばしばあります。
竹は、縦に裂けるのは、直すことはできます。
傷でもついていない限り、竹が横に折れるというのは、節のところだけなのです。
その竹の修理なども教えたいですね。
弓魚を作るのも面白いです。
通常は烏木、あるいは、黒檀や紫檀など重い木で作られています。
一つには、毛を引っかけますから、かなり強い木が必要だという事、
そして弓全体の重さのバランスを取る上でその大きさと重さが重要な位置を占めていることでしょうね。
硬いというだけでそれほど難しい作業ではないですし、ご自身のオリジナルの弓魚造ることなども面白いかもしれません。
それから、毛を張ること、
これはむしろ、女性たちに向いているかもしれません。
何しろ基本がブラッシングなのです。
私も、最初は良くほぉさんに怒られました!そんなに乱暴に溶かさないで!
95センチもある髪の毛を梳かすなどは、女性でも、そうはないと思いますが、
この梳かす作業もとても大切なのです。
その梳かしている間に、傷んだ毛や、ねじれた毛、カールした毛など見つけ出せるからです。
そして軽く梳かしている間に、弱い毛は切れてしまったりもします。
そして竹によってグラムを決めて、竹に仕込んでいきます。
そしてまた、梳かすのです。
最後に、毛を洗浄して、ぴんと張って乾かします。
乾いた毛を見ると、1,2本は、あるいは数本、伸びた毛も見つかります。
馬毛は伸び率がかなり違うものも多いですから。
それを、切り取って、松脂を塗ります。そして弾いてみて。
重く感じるようでしたら、更に毛の数を減らします。通常少し多めに束ねておきますから。
それで、出来上がりです。
ご自身の好きな毛を選んで、それを、組み合わせたりすると、好きな音色にすることもできます。
2,3本違うタイプの弓を作っても面白いのではないでしょうか?
多分、4,5回の講座で、教えられるとはおもいます。
こんな教室やってみたいですね、そしたらもしかしたら、
ヴァイオリンの毛替えの様に、全国に二胡の弓毛の毛替えができる人が広がるかもしれません。
まあ、いずれにせよ、コロナが収まってからという事にはなりますが。
工房光舜堂西野和宏&ほぉ
さて私は以前より弓作成にとても興味がありました。
コロナウイルス騒動が落ち着いて、弓作成の教室が開かれるのでしたら、出来れば参加したいと思います。その時には是非お知らせ下さい。宜しくお願い致します。