二胡の調整で一番必要なのは、自然な考え方だと思います。
二胡はこのようでなければならないという事より、この楽器をどれだけ生かしてあげるかという事だと思うのです。
勿論、雑音などの不具合に対応する知識というのは絶対的に必要だと思います。
雑音は出なくなった!でも楽器がのびのびと音を出さないとしたら、それは調整されたという事にはならないと思うのです。
なんだか金属音が酷くて、そこでフェルトを増やしたりすれば、とりあえずは雑音はなくなったとしても今度は、なんだか鼻つまりの音になったりしかねません。
根本的な問題がか行けるされていないからです。
その最たるものが、ウルフ音でしょう。
ウルフ音で困った時に、比較的効果のあるのは、駒の高さを低くすることでしょうね。
そしてフェルトを厚くすることでしょう。
この二つがウルフ音に効果があったとしても、今度は楽器が鳴らなくなります。
ウルフ音以外はとても良く響いていた楽器が、鳴らなくなるのです。
あるいは楽器がどうも鳴りが悪い!音も小さいし、響かない。
これは本当に、沢山の要因があります。
意外と見えないのが、台の中の問題。そして弓の問題。
胴を支える二枚の板が、適正な位置になかったりしても音はならなくなりますし。
ましてや内部に仕込まれている重さを得るための金属が、動いていたり、胴に当たっていたりしただけでも、鳴りはお落ちます。
胴に台を固定するネジが緩んでいただけでも、調弦が狂いやすかったり、高音が出にくかったりします。
台がふらふら揺れていて弦をしっかり支えてくれていないからです。
これらの修理に近いことまでやって初めて二胡の調整というのは完成します。
まるでお医者さのようです。
知り合いが、なんだか腰が痛い、そういえばこの間転んだのが原因では、と、そこで整形外科へ行ったり、マッサージへ行ったり、レントゲンもとっても何でもないし、それでも痛みが治まらず、痛み止めの薬がだんだん効かなくなり、これっ変だと、大きな病院へ行って検査をしてみたら、骨の癌であった。
二胡の調整も目に見えることだけではない原因というのがかなりあります。
先ほどのウルフ音にしても、皮の振動がとても強いので、胴が振動し過ぎてという事が原因なことが多いのです。
要するに木の硬さと内部の削り都の問題です。同じ形に削られていたとしても、木が弱ければ振動し過ぎてしまうのでしょう。
そこで内部に手を加えて少し厚みを付けてあげるとほとんどのウルフ音は直ります。
ただ慣れないとそれがどの場所なのかというのが分かりにくいのです。
これはもう経験値でしかありません。
そこでこれらの事を、伝えることにしました。もう本当に二胡の調整に向いている人が見つかったと思います。
既に相当な数の二胡を見てきているのと二胡を弾ける人ですから。そして考え方が自然で、思い込みのとても少ない人ですから楽器を任せて安心だと思います。
このコロナが落ち着いたら、徐々に始めようかと考えています。
たぶん最適な人が見つかったと思います。
別件ですが、光風・舜風 金沢のNMLさんにやっと送れました。
工房光舜堂&ほぉ
二胡はこのようでなければならないという事より、この楽器をどれだけ生かしてあげるかという事だと思うのです。
勿論、雑音などの不具合に対応する知識というのは絶対的に必要だと思います。
雑音は出なくなった!でも楽器がのびのびと音を出さないとしたら、それは調整されたという事にはならないと思うのです。
なんだか金属音が酷くて、そこでフェルトを増やしたりすれば、とりあえずは雑音はなくなったとしても今度は、なんだか鼻つまりの音になったりしかねません。
根本的な問題がか行けるされていないからです。
その最たるものが、ウルフ音でしょう。
ウルフ音で困った時に、比較的効果のあるのは、駒の高さを低くすることでしょうね。
そしてフェルトを厚くすることでしょう。
この二つがウルフ音に効果があったとしても、今度は楽器が鳴らなくなります。
ウルフ音以外はとても良く響いていた楽器が、鳴らなくなるのです。
あるいは楽器がどうも鳴りが悪い!音も小さいし、響かない。
これは本当に、沢山の要因があります。
意外と見えないのが、台の中の問題。そして弓の問題。
胴を支える二枚の板が、適正な位置になかったりしても音はならなくなりますし。
ましてや内部に仕込まれている重さを得るための金属が、動いていたり、胴に当たっていたりしただけでも、鳴りはお落ちます。
胴に台を固定するネジが緩んでいただけでも、調弦が狂いやすかったり、高音が出にくかったりします。
台がふらふら揺れていて弦をしっかり支えてくれていないからです。
これらの修理に近いことまでやって初めて二胡の調整というのは完成します。
まるでお医者さのようです。
知り合いが、なんだか腰が痛い、そういえばこの間転んだのが原因では、と、そこで整形外科へ行ったり、マッサージへ行ったり、レントゲンもとっても何でもないし、それでも痛みが治まらず、痛み止めの薬がだんだん効かなくなり、これっ変だと、大きな病院へ行って検査をしてみたら、骨の癌であった。
二胡の調整も目に見えることだけではない原因というのがかなりあります。
先ほどのウルフ音にしても、皮の振動がとても強いので、胴が振動し過ぎてという事が原因なことが多いのです。
要するに木の硬さと内部の削り都の問題です。同じ形に削られていたとしても、木が弱ければ振動し過ぎてしまうのでしょう。
そこで内部に手を加えて少し厚みを付けてあげるとほとんどのウルフ音は直ります。
ただ慣れないとそれがどの場所なのかというのが分かりにくいのです。
これはもう経験値でしかありません。
そこでこれらの事を、伝えることにしました。もう本当に二胡の調整に向いている人が見つかったと思います。
既に相当な数の二胡を見てきているのと二胡を弾ける人ですから。そして考え方が自然で、思い込みのとても少ない人ですから楽器を任せて安心だと思います。
このコロナが落ち着いたら、徐々に始めようかと考えています。
たぶん最適な人が見つかったと思います。
別件ですが、光風・舜風 金沢のNMLさんにやっと送れました。
工房光舜堂&ほぉ