二胡を愛する皆様こんばんは、鞄持ち ほぉです。
移転して相当経つのに未だ完成していなかった光舜堂の入口扉。
お帰りの際にはドアノブの無い扉をつまんで引かねばならぬ、という、
お客様にもご不便をかけ続けた日々がようやく終る時がやってまいりました!
2015年暮れも押し迫ったギリギリセーフの今週末、
108城の若武者達が入口に鉄の門扉を取付け工事をし、
クローズ時でもシャッターをやめて中が覗けるようにするのです。
そして、それに伴い、やっと店主はドアノブを作る気になったらしいです。
仮設品(外側のみ)は鉄製でしたが、今度はシャム柿のドアノブになります。
木目とカーブが綺麗ですよ~♪ 画像は後日アップしますね!
さて日曜日最初のお客様は、二胡ビギナーさん!
つい最近にカルチャーセンターで習い始めたそうで、
他の楽器店では自社教室の生徒以外はレンタル出来なかった、と
レンタルしにいらっしゃいました。
この光舜堂のレンタル、以前と少し制度が変わっております。
お貸し出し楽器は
『縞黒檀の西野二胡』か
外見が中国製二胡の『リノベーション二胡』どちらでも選べます。
但し、楽器が無い場合がありますので前もってのご連絡が必須です。
レンタル期間は、
『1ヶ月』か『3ヶ月』でのご契約で、
最長で延長しても期間は半年までで、それ以上は出来ません。
料金は、
期間終了時に返金する保証金\30000と、1ヶ月につき税別\4000です。
弓は付きませんのでご自分でご用意されるか、
福音弓『西風』を、毛の張り替え料金として\10000でお貸し出しします。
この弓は、期間終了時にご希望の方は差額支払いで現品を買取可能です。
『東風』や『阿炳礼賛』をご希望の場合は、
人気商品で品薄の為、最初からお買い上げいただきます。
※ レンタルは必ず事前にお問い合わせください。
ということで、
このお客様も事前にご連絡がありまして、のご来店でした。
ゆくゆく自分用の楽器を購入する時には紫檀にしたい、とご相談を受け、
店内の二胡で黒檀との音色の違い等ご自分で確認していただいたり、
他店で購入する時の選び方のポイントなども伝授。
「一生モノの紫檀が欲しいのです」とおっしゃったお客様、
長く長~く使える良い楽器に出会えますように!☆
さてその後は午後まで予約が空いていたはずだったのですが、
なんと遠方のお客様達が「上京ついでに」と突然、
北と西からお2人も遊びに来て下さいました!
こんな風に来ていただけるのも、アクセスが良い万世橋ならではですね!
ところで、この日は『弓洗い』した方が3名も!!
或る方は松脂を付け過ぎた、
或る方は何かで馬毛に油分が付いてしまった、、、
と原因は様々でしたが、とにかく洗いました。
光舜堂の『弓洗い』は会員さんでも会員割引は無く、一律で\1000です。
ですのでお金が惜しい方はご自分で洗いましょう!
そして、使う洗剤は“絶対に”中性洗剤です!
中性洗剤ですよ! 守って下さいね?
洗い方は、
張った状態の弓の毛を、親指と人差し指の2本を両手で、4本の指の腹で、
ギシギシとしっかり原液(液体が便利です)をたっぷり揉み込み、
しっかり指の腹4本で馬毛全体に揉み込み、揉み込み、
それから、しっかり“流し水”で洗い流します。
この時も指の腹4本でギシギシとしっかり揉み洗いして
完全に洗剤分を落として下さい。
乾いたタオルなどでしっかりと水分を吸い取り、
ネジが錆びやすいのでそこも一度外してしっかり拭き取り、
毛がピンと張った状態を保つために直径4センチくらいの物を挟んで、
ネジ部分を真っ先に乾くように上に向けて吊るして乾かして下さいね。
2時間も干せば大丈夫だと思います。
しつこく言いますがとにかく洗剤は、中性洗剤です!
さて、この日は再びへグムも調整しました。
以前いらしてブログでもご紹介下さったヘグムマニアさん再登場です。
店主は前回へグムマニアさんの楽器を診た時のへグム駒を覚えていて、
厚みや高さ等、もっとこうすれば良くなるのに、という理想の形を
今回は作って準備していました。
かくして、お友達のAさんとお2人でいらしたヘグムマニアさんは、
お二人共通の、別のお友達の物だというへグムをご持参。
まずは、元がどんな音なのかをヘグムマニアさんに弾いていただきますと、
長くしまい込まれて使っていなかった楽器だそうで、
その音色、ワタクシはへグムの事はよくわからないけれど、
お二人の表情を見る限り、どうやらアカンらしい。。。
「じゃあ、始めようか!」
と店主は作って来ていた駒を取り出し、へグムに合わせて削り出します。
理由が有って元の駒よりかなり厚みが薄く形状も違いますが、
横幅などのサイズはほぼ同じ。
よくまぁ記憶だけでサイズが同じに出来るものだと、ちょっと感心。
それを、更に楽器に合わせていくのです。
途中、一度弾いて音を出して頂き音色を確認。
ヘグムマニアさん達歓声を上げ、表情がどんどん明るくなっています。
それからまた、今度は表板も削って合わせていきます。
「でも低音が弱いね」と店主は胴の中も何やらコチョコチョ。。。
何をしたのかとヘグムマニアさん達は胴の中を覗きますが、謎。
「???」
しかしその細工で音色が格段に変化したのはワタクシにさえも解りました。
店内に居らした二胡弾きさん達も「変わったー!」と。
へグムを愛するお2人はただただ
「凄い!良くなった~!」と歓声をあげています。
へグム弾きさん的には合格な音になったようです。
低音もバランス良く出るようになりました。
「音、出て来たね。ここから弾き込めば更に出てくるよ。
ホントはもっと良い音色にも出来るけど、そうするともう、
ヘグムの音じゃない、って言われちゃうからね」
実はへグム関係のご縁、今後もいろいろ進展が続きそうです。
他の弦楽器からの様々な依頼も増えましたし、
西野はもはや“二胡”医ではなく、
光舜堂は二胡だけのお医者さんではなくなるかもしれません???
『弦モノ屋 光舜堂』とでも謳いましょうか(笑)
今週も、ご来店の皆様ありがとうございました!
移転して相当経つのに未だ完成していなかった光舜堂の入口扉。
お帰りの際にはドアノブの無い扉をつまんで引かねばならぬ、という、
お客様にもご不便をかけ続けた日々がようやく終る時がやってまいりました!
2015年暮れも押し迫ったギリギリセーフの今週末、
108城の若武者達が入口に鉄の門扉を取付け工事をし、
クローズ時でもシャッターをやめて中が覗けるようにするのです。
そして、それに伴い、やっと店主はドアノブを作る気になったらしいです。
仮設品(外側のみ)は鉄製でしたが、今度はシャム柿のドアノブになります。
木目とカーブが綺麗ですよ~♪ 画像は後日アップしますね!
さて日曜日最初のお客様は、二胡ビギナーさん!
つい最近にカルチャーセンターで習い始めたそうで、
他の楽器店では自社教室の生徒以外はレンタル出来なかった、と
レンタルしにいらっしゃいました。
この光舜堂のレンタル、以前と少し制度が変わっております。
お貸し出し楽器は
『縞黒檀の西野二胡』か
外見が中国製二胡の『リノベーション二胡』どちらでも選べます。
但し、楽器が無い場合がありますので前もってのご連絡が必須です。
レンタル期間は、
『1ヶ月』か『3ヶ月』でのご契約で、
最長で延長しても期間は半年までで、それ以上は出来ません。
料金は、
期間終了時に返金する保証金\30000と、1ヶ月につき税別\4000です。
弓は付きませんのでご自分でご用意されるか、
福音弓『西風』を、毛の張り替え料金として\10000でお貸し出しします。
この弓は、期間終了時にご希望の方は差額支払いで現品を買取可能です。
『東風』や『阿炳礼賛』をご希望の場合は、
人気商品で品薄の為、最初からお買い上げいただきます。
※ レンタルは必ず事前にお問い合わせください。
ということで、
このお客様も事前にご連絡がありまして、のご来店でした。
ゆくゆく自分用の楽器を購入する時には紫檀にしたい、とご相談を受け、
店内の二胡で黒檀との音色の違い等ご自分で確認していただいたり、
他店で購入する時の選び方のポイントなども伝授。
「一生モノの紫檀が欲しいのです」とおっしゃったお客様、
長く長~く使える良い楽器に出会えますように!☆
さてその後は午後まで予約が空いていたはずだったのですが、
なんと遠方のお客様達が「上京ついでに」と突然、
北と西からお2人も遊びに来て下さいました!
こんな風に来ていただけるのも、アクセスが良い万世橋ならではですね!
ところで、この日は『弓洗い』した方が3名も!!
或る方は松脂を付け過ぎた、
或る方は何かで馬毛に油分が付いてしまった、、、
と原因は様々でしたが、とにかく洗いました。
光舜堂の『弓洗い』は会員さんでも会員割引は無く、一律で\1000です。
ですのでお金が惜しい方はご自分で洗いましょう!
そして、使う洗剤は“絶対に”中性洗剤です!
中性洗剤ですよ! 守って下さいね?
洗い方は、
張った状態の弓の毛を、親指と人差し指の2本を両手で、4本の指の腹で、
ギシギシとしっかり原液(液体が便利です)をたっぷり揉み込み、
しっかり指の腹4本で馬毛全体に揉み込み、揉み込み、
それから、しっかり“流し水”で洗い流します。
この時も指の腹4本でギシギシとしっかり揉み洗いして
完全に洗剤分を落として下さい。
乾いたタオルなどでしっかりと水分を吸い取り、
ネジが錆びやすいのでそこも一度外してしっかり拭き取り、
毛がピンと張った状態を保つために直径4センチくらいの物を挟んで、
ネジ部分を真っ先に乾くように上に向けて吊るして乾かして下さいね。
2時間も干せば大丈夫だと思います。
しつこく言いますがとにかく洗剤は、中性洗剤です!
さて、この日は再びへグムも調整しました。
以前いらしてブログでもご紹介下さったヘグムマニアさん再登場です。
店主は前回へグムマニアさんの楽器を診た時のへグム駒を覚えていて、
厚みや高さ等、もっとこうすれば良くなるのに、という理想の形を
今回は作って準備していました。
かくして、お友達のAさんとお2人でいらしたヘグムマニアさんは、
お二人共通の、別のお友達の物だというへグムをご持参。
まずは、元がどんな音なのかをヘグムマニアさんに弾いていただきますと、
長くしまい込まれて使っていなかった楽器だそうで、
その音色、ワタクシはへグムの事はよくわからないけれど、
お二人の表情を見る限り、どうやらアカンらしい。。。
「じゃあ、始めようか!」
と店主は作って来ていた駒を取り出し、へグムに合わせて削り出します。
理由が有って元の駒よりかなり厚みが薄く形状も違いますが、
横幅などのサイズはほぼ同じ。
よくまぁ記憶だけでサイズが同じに出来るものだと、ちょっと感心。
それを、更に楽器に合わせていくのです。
途中、一度弾いて音を出して頂き音色を確認。
ヘグムマニアさん達歓声を上げ、表情がどんどん明るくなっています。
それからまた、今度は表板も削って合わせていきます。
「でも低音が弱いね」と店主は胴の中も何やらコチョコチョ。。。
何をしたのかとヘグムマニアさん達は胴の中を覗きますが、謎。
「???」
しかしその細工で音色が格段に変化したのはワタクシにさえも解りました。
店内に居らした二胡弾きさん達も「変わったー!」と。
へグムを愛するお2人はただただ
「凄い!良くなった~!」と歓声をあげています。
へグム弾きさん的には合格な音になったようです。
低音もバランス良く出るようになりました。
「音、出て来たね。ここから弾き込めば更に出てくるよ。
ホントはもっと良い音色にも出来るけど、そうするともう、
ヘグムの音じゃない、って言われちゃうからね」
実はへグム関係のご縁、今後もいろいろ進展が続きそうです。
他の弦楽器からの様々な依頼も増えましたし、
西野はもはや“二胡”医ではなく、
光舜堂は二胡だけのお医者さんではなくなるかもしれません???
『弦モノ屋 光舜堂』とでも謳いましょうか(笑)
今週も、ご来店の皆様ありがとうございました!