二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

7月15日(日)お引越し店舗移転まで、あと3週!11:00~17:00

2012-07-19 19:00:16 | ○営業日の報告日記
二胡を愛する皆様こんばんは、鞄持ち ほぉです。
営業日報告日記のアップが遅れている間に、関東地方、梅雨が明けましたね!!
ようやく二胡の皮張り、解禁です!

( とは言え、診断出来る店主が次週も不在ですので、
皮の張り替えをご検討中の方は29日以降にご来店下さいませ。
※その際、予めメールにてご予約いただけると助かります )


さて、
店主不在、¥Barの貸し切りパーティー予約、
という2つが重なったため、1時間縮小しての今週の光舜堂。

普段の光舜堂は、店に到着すると、
まず¥Barのキャンドルや、灰皿や、ゲームや、オモチャや、本をまず下げて、
罰ゲームみたいに重たい鉄脚のハイテーブルをズルズル引きずって配置を変え、
二胡屋道具一式を棚から出して配置。
Barが一転、二胡屋に変わります。
帰りはその逆で全部撤収しますから、毎週結構めんどくさい作業なんです。
ですがこの日は、
ずえこ師もお休みだったこともあり、いつもの二胡屋準備をヤル気がまったく出て来ません。
「あー、もう、今日は配置換え無し!」
とワタクシが叫ぶと、
「二胡も、なにげに収納棚のまんまでも良い感じですねー」
と、Jimmyさんも同意してくださったし、
ご来店予定は3名だけでしたので、準備は必要最低限。
「まっ、今日はヒマでしょう」 

そう、午前中は確かに。。。


誰も来ない店内でさんざんJimmyさんとお喋りして過ごした後で、
「ちょっと軽食でも買って来ますヮ」
と、あまりにもヒマなので近所の美味しいカレーパン屋さんに出かけたのは12時半過ぎ。
レジ故障で結構待たされても「ヒマだし」と、全く急がずタラタラ戻ると。。。


「あれっ、Nさん!」
店の入口の所で、会員Nさんがご来店のところに出くわしました。
すると、バタンとドアが開き、女性とJimmyさんがあわてた様子で出て来ました。
Nさんと面喰ってビックリしていると、Jimmyさん、
「車を駐車する所まで案内してきますっ!」
お2人が飛び出して行ったのを、ボーっと見送りながら店内に入ると、
「まぁ、Sさん!」
ご来店予告の有った東北在住のSさんが既にいらしていました。


そこからは、Jimmyさん大忙しです!

まずは、その、車でご主人といらしたWさん。
実はWさんは、店主が一番最初に通っていた教室のお友達でした。
この日は久しぶりに店主に会いに初めてお店に来て下さったのですが、
ブログは読んでいなかったので店主の不在情報を知らず。。。
調整もご希望でしたのでJimmyさんが受けました。


その後も、店主不在を知らないお客様。
「光舜堂に一度行ってみたかった」と、来て下さったお二人は、伺うと、
店主が親しくさせていただいている日本人の先生の門下生さん達でした!
Jimmyさんが調整をすると、
「こんなに音が変わるなんて!!」と、調整での変化を解って下さって嬉しかったです。


さて、Jimmyさんがそんな感じで大忙しでいる間には、会員さんが続々。
なりゆき二胡楽団課題曲をコピーしに来たTさんや、
東京音大二胡講座の補講をJimmyさんに受けにMさんや、
駒部員Yさん、
お久しぶりの駒部部長うっちーがご来店。
皆さん常連ですから、慣れたもの、
Jimmyさんの忙しさがひと段落するまで自由に過ごして待っておられます。
一時帰国中のうっちーは、久しぶりにもかかわらず違和感無くフツーに来店。
まるで先週も来ていたかのような馴染みっぷりです。
上海のお土産に、『内田らいぶらり~』を更に充実させるべく、
何本もDVDや楽譜を仕入れて来てくれました!


そんな風に、予想に反して店内大賑わいで過ごしていると、
ひと段落したJimmyさん、入口ガラスの外に誰かを見つけてニコっと。
「ん??Jimmyさんの こんな笑顔、いったい誰が来たのかな?」
と思ったら、、、店主でした。
現場から工房に戻る途中でちょっと寄りたくなった(さびしん坊ですから)らしく、
同行の若武者君にアイスを買いに行かせ、2人で差し入れに来たのでした。
その後、店主は しばらく店内で皆さんとガリガリ君を食べて談笑していると、
そこへ、張艶先生!
(ちょうど店主が居る時にいらっしゃって良かったです!)


ところで、張艶先生は御自宅が近いのでヒョッコリよく来て下さるのですが、
最近いらっしゃる度にそればかり使って弾く、ある、お気に入りの宇南二胡が在りました。
ところが、
この日、いつものようにその二胡を手にして弾いたとたん顔を曇らせ、
「なんか、、、違う?」

これには、店主とワタクシとJimmyさん、思わず
ブラボー!です。

というのも、数週間前、
ある大先生に店内のどれかを試し弾きしてもらう為に、店主とJimmyさんで、
「これがいい?」
「こっちもいいね?」
と、あーでもない、こーでもない、と持って行く二胡を選んでいる時のことです。
更に完成度を上げるべく、店主が実験的高度な調整をキワドクいろいろ試したのです。

その中の一つ、張艶先生のお気に入りの二胡でも実験した時です、
「あっ、しまった、やり過ぎた!!」
げげっ!
いつもの、“店主の止まるところ知らずの探究心からのやり過ぎ”が出てしまったようです。
これ、工房では日常茶飯事です。
今までこれで、いったい何把の商品候補二胡を最終段階でダメにしたことか。

こうなると、その二胡は その時から完全に実験サンプルに降格、
一般向け商品では無くなります。。。
(あーあ、結構欲しがってた人多かった人気の二胡だったのに。。。)
そんな訳で、
その日以後、その胡は工房に戻り、
すっかり、更なる技術向上の為の研究材料になっていました。
「梅雨が明けたら皮も張り替えるよ」

その、いわく付きの二胡が再調整されて戻って来ていました。
皮は張替えていませんが、お店に持って来るからには一定の基準を越えた物しか認めませんから、
それなりには良い音ですし、ワタクシのような素人には前との差が判らない位です。
ですが、張艶先生の目(耳?)は節穴では無かった!!
素晴らしい!

店主もJimmyさんも(もちろんワタクシも)ビックリな瞬間でした。


その後、中国屋楽器店出品時代の超初期の西野二胡の調整でKさんがご来店。
御予約当初は、「その予約時間には店主は店に居られないのでJimmyさんが診ます」
とお伝えしてあったのですが、
やはり製作者としては初期二胡のその後の様子が知りたかったようで、
「これだけは自分で診たい」
と、駐車場へ出発しかけていたところを、わざわざ戻って来て調整。
ぱぱっ、と素早く調整したにもかかわらず音色が大きく変わり、Kさんびっくり。
初期二胡は、現在製作している物から比べたら、まだまだ未熟な出来だったはずなのですが、
育ての親のKさんが大事に弾いてよく育てて下さって、とても良い音色に育っていました。
「音は今のに比べると小さいけれど、良い音色じゃない!」
と、店主も、久々の再会である初期西野二胡の育ち具合に満足気でした。


と、まぁ、こんな日曜日でした。

パーティー準備で¥Barのonoちゃん御出勤を合図に、二胡屋は終了。
常連の皆様には今週も撤収作業をお手伝いいただきました。
ご来店の皆様、ありがとうございました!
(この日も、お土産やら、差し入れやら、皆様ありがとうございました!)



さて丸山町での営業日も残すところ、あと2回!
お間違い無き様、
8月5日からは宇田川町10-2です!
ということで来週は、

◆店主は22日も不在です。
 数ヶ月前からのご予約の方の為に午前中だけ来ますが、ご予約以外の方は診られませんので悪しからず。
◆調整はJimmyさんがします。
 調整料は、初回、2回目以降に関係無く、一律¥1000です。(カルテは付きません)
◆修理はお受け出来ません。
◆修理受付も出来ません。
◆仲介中古二胡の出品査定受付、出来ません。
◆仲介中古二胡販売出来ません。
(試奏は出来ますが、未調整状態ですのでこの日の販売は出来ません)
22日も、閉店時間を17時とさせていただきます。

ご不便、ご迷惑おかけしますが、宜しくお願いいたします。


ではまた♪

























Comment    この記事についてブログを書く
« 二胡を鳴らすということ。その5 | TOP | 100キロGが上がらない。 »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | ○営業日の報告日記