なんだか凄い事になっていたみたいで、偉そうですね。(えらそうにするというのが私は人として、一番嫌なのです。偉そうにするほぉさんをよく怒ります)
ごめんなさい、そんなつもりは全くなく、(ですよ!Pーーーさん)
たまたま「ルイヤ」という教室が、松本に「二胡ホットサロンルイヤ」というのを開くにあたって、教室の方の楽器を調整してあげてくれないかという事から始まったのです。(もし興味が有る方はあるいは、教室の先生は呼んでくれればどこでも行きますよ)
そしたら、こんなのが出来ていました。。。。
二胡の調整。
度々で申し訳ないのですが、楽器の調整というのは、それぞれの楽器を最大限に鳴らすということです。
(ただし、最大の調整は弾き込みそれも思い切って鳴らすそして小さくゆっくりながーっく鳴らすそうすると楽器は育ちます。もう一つ楽器には、良い音楽を聞かせるというのもあります、そう聞かせるのです嬉しくて楽器自身も一緒に振動して育ってくのです)
調整というのは演奏家に合わせてというのもひとつにはあります。それは楽器自体が相当良くなるものであり、最後のニュアンスを調整するぐらいの事で、二胡に良くあるむちゃくちゃ棹に千斤を巻き込んで、棹の振動を止めて、何となく二胡の音はこうだというような感じに作り上げてしまう事ではありません。
それ以前に、楽器の能力を最大に生かすという事です。
しかし二胡の場合、糸をまいたり、駒を取り換えたり、弦を取り換えたり、以外にだれでも気軽にできそうな形だからでしょうか、慣れた人や、長年二胡を弾いてきた人はご自分で千斤を巻き直したりもします。
慣れればできますが、それにはまずはちゃんとご自分の音色を引き出せるという人でないと、ご自分のやった調整が正しいのかどうかはわかりませんね。
かくいう私も、それほどえらいことが言えるわけではありませんが、何となくでも違和感のある音や雑音のな度は少判るようになってきたようです。
上級者の方やプロは良いのです。自分の出したい音、望んでいる音、というのがちゃんとわかっているでしょうから。
やはり初心者の方や中級位の方は、なんでこの音が裏返るのかとか、ここの雑音がとか、この金属音が等、違和感のある原因というのが分かりにくいのです。
これだけは言えるのですが、今までこれが調整ですと言って、調整を昔ながらの方法のみで、特に千斤の巻き方などやっていても、雑音は無くなりませんし、
また、楽器自体が最大に能力を発揮するという事は無いのだと考えています。
それは原因とその対処の仕方がはっきりと未だに掴めていないという事もあるからです。
その雑音の原因が何となくつかめてきたのです。
最初の内は量産品の二胡は雑音の多い物です。
理由は、胴を構成する6枚の木が違う材料からとられていたり、棹だけが違う材料だったり、
基本的にその材料の持っている音が違うものが組み合わさっていることが多いからです。
ですから、名人作と言われるものにはそのような雑音というのは最初からありません。
もしこのブログを読んでいる方の中で名人作という楽器をお買いになった方が居たら、解ると思うのです。
それまでの、初心者用の楽器と比較して最初から良く鳴り、雑音のザの字も無いのです。
それは名人たちは良い楽器を作るためにとこの木で全部作るようにと、工場に指定できるからでしょう。
ですからそれらの楽器は綺麗に木目も揃い同じ色合いの木で出来上がっているはずです。
蛇皮もどこを押しても同じような弾力になっているはずです。
これらの楽器には昔ながらの、千斤の巻き方や、駒の付け方でも全く問題ないのです。
そもそもが、量産品の抱える問題のような雑音などでないですから。
ですから一番わかりやすいのは、これらの名人の作と言われるものは、木軸一つとってもがたつきなどありません。
丁寧に穴に合わせて削り込んでいますから。
その木軸のがたつきというのがかなり大きな雑音の原因になります。
そして台の装着のがたつき。
そして、皮が均一に張られていないこと。
駒の高さと千斤の高さのバランスが悪い事。
ウルフ音は、木の厚みが足りず、良く鳴る楽器ほど出やすい事。
弦の張り方の不適正な事。
フェルトやスポンジが、不適正な厚み有ったり古くなっていたり。
などなど、これらを総合して楽器を見ていくと、その場で千斤を巻き直したりフェルトを取り換えたり、駒の高さを削りなおしたり、木軸を削ってがたつきを直すと、
殆どの楽器はかなり良い状態になります。
それ以上は皮を張替えたりしなければならないこともあります。
これはもう修理になりますね。
生産工程ですら一台一台違いますし、木もまた違います。
そしたら、一台一台に合わせて調整するのが当たり前だと思いませんか。
当たり前のことを当たり前にやる、というのが、調整でしょう。
と、こんなことを考えて、松本へ行きます。
お近くの方、見にいらっしゃるだけでも良いですから来ませんか、?
物は試しと、彪駒つけてみるのはどうですか?(ただし8角形は向いていません、これは大切なところです)
それから批判してもらっても良いですし、笑ってもらっても良いです。
あるいは以前からお知り合いの方々にも、出来たらお会いしたいですね。Tさん、Mさん、Iさん
南松本だそうです。
二胡ほっとサロンRuiYa
長野県松本市寿北6-11-1
イタリアンレストラン ドマノマ の横だそうです。