二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

二胡物語。

2012-03-21 09:30:10 | ■工房便り 総合 
ガリバー旅行記のような、昔の本を読んでいると、日本の事について書いてあるものに出会います。
ガリバー旅行記は物語にせよ、かなり間違った認識をされているのが多いですね。

マルコポーロの「黄金の国ジパング」という夢のような話も有りますね。

昔から、日本から中国或いはヨーロッパへの輸出品の一つに、銅製品が有ります。

江戸時代には相当、輸出されているのですが、銅のなべや、薬缶など或いは銅の打ちだしの彫刻などです。

銅の製品など、中国でもヨーロッパでもそれぞれに、自国で生産出来ていたはずなのです。

いくら安かったとはいえ、また、かなり工芸品としては優秀な作りであったとはいえ、

当時の、何カ月もかかった遠洋航海の末持ち込まれる、貴重な、東南アジア製の、香辛料等に比べると、奇異な感じがしますね。

これは一つ理由が有るのです。

銅の鉱石というのは、金の鉱脈と同じようなところで採掘されます。

金が混ざっている事が多いのです。

当時の日本の金属の精製技術が多少甘かったおかげで、銅の製品に金がかなりの量混ざっていたのです。

金は元々1トンの鉱石から、3グラムくらいとれれば、採算に合うといわれます。

ですから、銅の薬缶に1グラムでも、金が混ざっていればかなり効率の良い採鉱方法と言えるのです。

こんな事も有り、黄金のジパングという話しが(ホントで有ればよいですよね)作られたかもしれません。

兎角外国からの物には、このような間違った常識というのが、これだけネットが発達した世の中でもあり得るのですね。

それは、その常識?を伝える人が、権威が有ればある程、ホントのように伝えられます。

間違っていたも、大学教授が言えばそれはホントと取られかねないのですね。

今、皆さんに一番そのような事で影響が出ているのは。

原子力発電の事や原子力でしょう。

様々にネットや、テレビ等で原子力の話が飛び交いますが、それらの話を聞いていただけで、皆さんにホントの原子力発電の危険さが伝わるとは思えないし、

皆さんも誰の言うことがホントか、疑わしいのではないでしょうか。

二胡の世界でも、同じ事が言えます。

一番多いのは、蛇皮に関する事、

次に木の名前

それから、演奏法。

演奏法に関しては、私なんかがとやかく言えないと思います。

福井の小林さんがとても良い、解りやすいメソッド書いていますのでそれを読んで欲しいですね。

http://erhufukui.linkulblog.net/e119359.html



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