二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

まだまだ遠いい、!弦を造る。

2017-06-21 08:49:32 | ■工房便り 総合 
最近凝っているのが、低音(GD)の弦作りです。



私自身、とても低音の楽器が好きですから、

GDのDODECAGONなど作り出しました。

現状販売されている中胡というのは、

ただ、二胡を大きくしただけという、とても低音楽器というレベルにはありません。

何しろ二胡の胴の木の厚みと同じなのです。

ですから木の振動が、十分に音色になり切れないのです。

ちなみに、弦楽器は、胴が大きくなれば、その胴の木の厚みも厚くなります。

ヴァイオリンが、大体3ミリぐらい、

ヴィオラは、3,8くらいから、4ミリくらい、

チェロは、7ミリ前後、

コントラバスに至ってh、その胴の木の厚みというのは、12mmもあるのです。

それもありますが、中胡用の弦というのも、それほど数もなく、

私が知っているのは、3種類です。

二胡の弦ですと、ピラストロや、トマスティークなど、ヨーロッパの弦のメーカーが作った弦もありまして、

これは鋼も十分に弾力もあり、中国製の硬いもろい鋼とはかなりレベルが違います。

鉄の硬さというのは、その生産地によって違うのです。

それでも二胡の弦はかなり研究されていて、メーカーもかなりありますし、種類も多いです。

ところが中胡は3種類。

それも帯に短し、襷にも短い、という感じで、

私的には納得できないものがすべてです。

そこで、弦の研究に何年か前から取り組んできたのですが。

確率は半分ですかね、、

良いものができると、これはもう、二胡弦と同じように弾けて、

高音もかなりきっちりと出ますし、

何より、音色が良いのです。

私自身は大変気に入ったのができてそれで今、たくさん弾いています。

ショパンのノクターン、これ好きな曲ですが、

弦の音は良いのに、、まだまだ曲になっていない。

弦作りも、演奏も、

まだまだ道は遠いいです
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