馬毛について自分で作った感じと、業者さんから聞いた話をまとめました。
馬毛には様々な種類があります。馬の種類によっての違いもあれば、馬毛の色の違いもあるということです。
アラブ産の馬やモンゴル産の馬、同じモンゴル産でもかなり南ロシアに近いところ、カナダ産のアラブ種そしてイタリア産
などから、擦弦楽器の弓毛は取られているようです。多分胡弓の弓毛は、道産子だったのでしょうね、それとも長崎を通じて輸入品だったのでしょうか?このあたりのことはわかりません。
今回は、馬毛の色について。
現在工房にある馬毛の種類だけでも6種類
そしてもうする入ってくる、イタリア産の馬毛(白)
一番多いのが黒毛、これが50%違く締めます。
この毛は、とても強く太いです。
通常馬の毛の色は、その40%近くがこの色です。
華色といわれています、日本だと栗毛といわれる茶色ですね。(業者さんによっては、赤というところもあります)
それにも色の濃さの違いがあって、かなり黒に近いものから、黄色に近いものもあり、光の加減では金色に光るものもあります。
日本の業者さんでは、胡麻毛というところもあります。よく見ると白っぽい毛も混ざっています。
そして少ないのが、白毛、
白毛といっても、無脱色だですと
このくらいの白です。
白毛は7%くらいといわれます。
もっと白いのもあります。
これは、脱色されているものです。
脱色は、それぞれ、現地の馬毛屋さんで違いがあります。
もともと白い馬毛を軽く脱色すると、左の物くらいですが、
少し強く脱色すると、右のようにかなり白くなります。
脱色し過ぎた。白毛はプチプチとよく切れてしまいます。
色は白いですが、見るからに細いですね。
でも、二胡の走者の中には切れてしまっても、耐久力がなくとも、このように細い毛の方が良いという方もいらっしゃいます。
音が繊細になるなるとおっしゃっていました。この方は、半年に一回弓を買い替えるそうです。
一番強いのは黒毛です。
画像をご覧の様に、かなり太いですね。
コントラバスなどに使われますし、二胡で言うと中胡用の弓に少し混ざっているものがあります。
また向かいsの二胡の弓毛はほとんど黒毛でした。
強さで言うと、白毛は、黒毛の次に強いようです。
擦弦楽器の弓のなかで、二胡の弓は長い毛で作られます。
ヴァイオリンなどは、正味64センチ、使うのは80センチくらいの毛です。
二胡の場合は最低でも90センチは必要です。
ちなみに、長さが長い毛は短い毛より太いです。
一頭の馬からとれる馬毛は350グラム前後そのうち50グラムくらいが、80センチ以上
90センチというと、相当減るようで、だいたい40グラムくらいではないかといわれています。
馬毛の80%くらいは、ブラシや、筆につくられます。
擦弦楽器の弓に使われるのは、20%くらいだと言われています。
二胡でも以前は、黒毛が主流でした、特に絹弦のころには、黒毛だったようです。
多分金属弦に代わってきてからでしょう、白毛が主力になってきています。
それは多分音の問題なのではないかと思うのです。
それと演奏の仕方、曲の違い。特に速さの違い。
試しに、ヴァイオリンの弓に黒毛を使い演奏家に弾いてもらいますと、
強くて太い音は出るが、引っ掛かりが強すぎて、速い曲を弾くのには向かないという感想でした。
チェロでも同じようなことを言われました。
コントラバスも最近では、黒毛を使わない人も増えてきたようで、むしろイタリア産の白毛を使うようです。
色によっても、馬毛は性格がかわるようです。
また、友人のヴァイオリンの制作者などと話した時にも、
同じ業者さんから同じような感じの毛を仕入れていても、入ってくるたびに感じが変わる。
ですから、演奏者とその辺で少しトラブルになるという事もあるようです。
以前の毛の方が良いと言われることもあるようです。反対にこの毛ならずーっとお願いしますと言われることもあるそうです。
これは仕方ないことですね、
私の工房でも、それはありました。
作ってみて弾いてみると、これは前の西風とは違う、
ほぉさんと話し合って、その束1キロを使わないことにしました。(泣く)
脱色したものと脱色していないものの違いというのは、その耐久力です。
そして少し音もちがいます。脱色したものの方が、少し優しい音になるという方もいらっしゃいました。
しかし松脂を変えたら、それほど変わりなくなったというかたもいらして、これはむずかしい問題ですね。
馬毛は松脂との相性というのおありますね。
脱色するにしても、最初の馬毛についていた油分が落ちる程度のところもあれば、
相当色が変わるくらいなとこともあります。
ヴァイオリンの弓の場合は、そのほとんどが軽く脱色されているものが多いようです。
ですから弾いていてそれほど切れることはありませんが、
二胡の場合、松脂を塗っっているだけで、切れてしまうということもあります
二胡の弓の場合、一年弾いていたら5分の一くらい切れてしまったなどという事もあります。
色による馬毛の違いでした。
馬毛には様々な種類があります。馬の種類によっての違いもあれば、馬毛の色の違いもあるということです。
アラブ産の馬やモンゴル産の馬、同じモンゴル産でもかなり南ロシアに近いところ、カナダ産のアラブ種そしてイタリア産
などから、擦弦楽器の弓毛は取られているようです。多分胡弓の弓毛は、道産子だったのでしょうね、それとも長崎を通じて輸入品だったのでしょうか?このあたりのことはわかりません。
今回は、馬毛の色について。
現在工房にある馬毛の種類だけでも6種類
そしてもうする入ってくる、イタリア産の馬毛(白)
一番多いのが黒毛、これが50%違く締めます。
この毛は、とても強く太いです。
通常馬の毛の色は、その40%近くがこの色です。
華色といわれています、日本だと栗毛といわれる茶色ですね。(業者さんによっては、赤というところもあります)
それにも色の濃さの違いがあって、かなり黒に近いものから、黄色に近いものもあり、光の加減では金色に光るものもあります。
日本の業者さんでは、胡麻毛というところもあります。よく見ると白っぽい毛も混ざっています。
そして少ないのが、白毛、
白毛といっても、無脱色だですと
このくらいの白です。
白毛は7%くらいといわれます。
もっと白いのもあります。
これは、脱色されているものです。
脱色は、それぞれ、現地の馬毛屋さんで違いがあります。
もともと白い馬毛を軽く脱色すると、左の物くらいですが、
少し強く脱色すると、右のようにかなり白くなります。
脱色し過ぎた。白毛はプチプチとよく切れてしまいます。
色は白いですが、見るからに細いですね。
でも、二胡の走者の中には切れてしまっても、耐久力がなくとも、このように細い毛の方が良いという方もいらっしゃいます。
音が繊細になるなるとおっしゃっていました。この方は、半年に一回弓を買い替えるそうです。
一番強いのは黒毛です。
画像をご覧の様に、かなり太いですね。
コントラバスなどに使われますし、二胡で言うと中胡用の弓に少し混ざっているものがあります。
また向かいsの二胡の弓毛はほとんど黒毛でした。
強さで言うと、白毛は、黒毛の次に強いようです。
擦弦楽器の弓のなかで、二胡の弓は長い毛で作られます。
ヴァイオリンなどは、正味64センチ、使うのは80センチくらいの毛です。
二胡の場合は最低でも90センチは必要です。
ちなみに、長さが長い毛は短い毛より太いです。
一頭の馬からとれる馬毛は350グラム前後そのうち50グラムくらいが、80センチ以上
90センチというと、相当減るようで、だいたい40グラムくらいではないかといわれています。
馬毛の80%くらいは、ブラシや、筆につくられます。
擦弦楽器の弓に使われるのは、20%くらいだと言われています。
二胡でも以前は、黒毛が主流でした、特に絹弦のころには、黒毛だったようです。
多分金属弦に代わってきてからでしょう、白毛が主力になってきています。
それは多分音の問題なのではないかと思うのです。
それと演奏の仕方、曲の違い。特に速さの違い。
試しに、ヴァイオリンの弓に黒毛を使い演奏家に弾いてもらいますと、
強くて太い音は出るが、引っ掛かりが強すぎて、速い曲を弾くのには向かないという感想でした。
チェロでも同じようなことを言われました。
コントラバスも最近では、黒毛を使わない人も増えてきたようで、むしろイタリア産の白毛を使うようです。
色によっても、馬毛は性格がかわるようです。
また、友人のヴァイオリンの制作者などと話した時にも、
同じ業者さんから同じような感じの毛を仕入れていても、入ってくるたびに感じが変わる。
ですから、演奏者とその辺で少しトラブルになるという事もあるようです。
以前の毛の方が良いと言われることもあるようです。反対にこの毛ならずーっとお願いしますと言われることもあるそうです。
これは仕方ないことですね、
私の工房でも、それはありました。
作ってみて弾いてみると、これは前の西風とは違う、
ほぉさんと話し合って、その束1キロを使わないことにしました。(泣く)
脱色したものと脱色していないものの違いというのは、その耐久力です。
そして少し音もちがいます。脱色したものの方が、少し優しい音になるという方もいらっしゃいました。
しかし松脂を変えたら、それほど変わりなくなったというかたもいらして、これはむずかしい問題ですね。
馬毛は松脂との相性というのおありますね。
脱色するにしても、最初の馬毛についていた油分が落ちる程度のところもあれば、
相当色が変わるくらいなとこともあります。
ヴァイオリンの弓の場合は、そのほとんどが軽く脱色されているものが多いようです。
ですから弾いていてそれほど切れることはありませんが、
二胡の場合、松脂を塗っっているだけで、切れてしまうということもあります
二胡の弓の場合、一年弾いていたら5分の一くらい切れてしまったなどという事もあります。
色による馬毛の違いでした。