![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/51/ae558b36ae727e295cce8142c4879348.jpg)
小葉紫檀ですね。
これは胴の中の部分です。
そして、木の弱い部分でしょう。
木が成長するときに何らかの外部から受けた傷が、成長するにしたがってその上に新しい細胞が出来上がって、隠れて見えなくなったところでしょう。
製材している時に、こういうのが現れる時もあります。
丸太を見ただけではわかりません。
製材してみて初めて見えてきます。
普通はこういうところを棹になどは使わないはずなのですが、、、
まあ、使ってしまったものは仕方がないです。
この胴の中の棹にはかなりの力が掛かります。
棹全体に弦の引っ張る力が掛かります。
この胴の中の棹には、胴の上の棹の穴を梃子の支点にして、棹の上の方よりもっと強い力が働くのです。
作った人が考えていたよりもっと強い力だったのでしょう。
さて、どうやって直すのか今考え中です。
見た目も大切ですが、強度は上げなければいけませんね。
こんな修理は、2回目です。
工房光舜堂西野和宏&ほぉ・ネオ