二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

新しい二胡はならなくなる時があります。

2023-12-06 10:39:08 | 二胡の救急箱に書かなかったこと
これは不思議なのですが、新しい二胡はと手お気持ちよく弾いていたのにある時突然こもった音になってしまうことがあります。
これは全ての二胡に言えることです。
そういう時、ひたすら弾きこむのが大切です。
皆さんの中には、そのように突然音がこもったりするとき千金変えたり駒を変えたり様々やってしまう方も多いです。
確かにそういうことが必要な場合もあると思いはします、殆どに二胡は購入した時位にきちんと調整されていないことが多いですから。
これは楽器屋さんには少し考えてほしいことです。
二胡は一台一台皮音張り具合も木軸の状態なども違います。
その違いの中で適当に千斤が巻かれ駒を入れているものが殆どです。
ある東京の楽器屋さんなどは、木軸の削りなおしやりますと修理の費用に書いているにもかかわらず販売しているものはきちんと木軸が削り合わせては無かったりもするのです・出来るなら販売するものぐらいやっておけよ!!と、、私は思ってしまうのです。
話が飛びました!失礼しました。
いずれにせよ、新しい二胡は弾き込んできてしばらくすると突然音がこもったりもするのです。
その時に下手に千斤をいじったり駒を変えたり弦を変えたりしないで、せめて丸一日弾き込んでください。
すると二胡は最初に弾いた時より丸みのある音が出てそして倍音も良く響くように感じます。
せめて24時間くらい弾き込んでください、それで元の鳴りに戻らないようなら一度きちんとした調整を受けてみてください。
なんで突然鳴らなくなるのか、これは分かりません!
駒なども交換して1月くらいすると突然よく鳴るようになったりするのです。
木が育つのか?順応するのか?あるいは突然変化するのか分かりません。
でも、全ての二胡にそういう事が起こるようです。
木も蛇皮も自然の一部ですから楽器としての生活に馴染むのに必要な時期なのかもしれませんね。
それが楽器の成長に繋がっていくのでしょうね。
待つことも、弾きこむことも二胡を育てることの楽しみの一つにしてください。
工房光舜堂西野和宏&ほぉ・ネオ
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