１０月３日(日）大人の男の遊び場 １１：００～１８：００

二胡を愛する皆様、こんばんは、鞄持ち ほぉです。

今日の光舜堂は静かでした。
え？いつものスロースタートのことじゃないですよ。
今日の光舜堂は、なにやらマニアックな会話が飛び交う、
”大人の男の趣味の店”って雰囲気。
常連の方達と、ゆっくり過ごしました。


「光舜堂は敷居が高くて、行きにくいイメージがあるかも」


と、ご隠居Ｊｉｍｍｙさんからも言われましたが、
それは、上手い人達が集ってることだったり、
高額二胡が沢山あったり、
ということや、
見るからに変な、楽器屋らしからぬ外観と内装の店、ということなんでしょう。

しかし、今日は更に、男の隠れ家みたいな二胡屋になって、
二胡業界ではひときわ異色を放つような店になってましたねー。
（　お洒落で、葉巻が似合いそうで（？）会話には加われなくても
ワタクシはこういうの好きですが。。。
世の二胡弾き女子の皆さんはいかがでしょ？　）


さて、今日はＡさんが、
先月特注された二胡の１か月目の健診にいらっしゃいました。
（新生児か？）


「雑音が気になる」


と、前もってご連絡いただいていた胡を診てみると、、、、

Ａさーーーーん、そりゃ、勘弁して下さいよ。。。

気になるとおっしゃっている箇所は、５ポジの１音が微かに擦れること。


「あのね、普通の二胡では、ここの音は出なくて当たり前の場所だよ」


店主も困り顔。
３ポジが出ない二胡だって巷には溢れている中、
西野製二胡は、当たり前に胴体ギリギリの所まで高音が出る為に、
それに慣れてしまったＡさんの要求は、すでにプロ演奏家並みです。

その場に居た他の人々が弾いても、
「うん、良く出てるよ、支障無い。問題無いよ」
と、みなさんおっしゃる。


「いやー、西野さんなら出来ると思うと、ついつい要求が大きくなっちゃいますよね」


Ａさんのそのお言葉、考えたら、凄い褒め言葉ですよね。
でも、望んでいらっしゃる事、もはや、先日お会いした劉継紅老師レベルです。

低すぎた駒など調整して、
後は、弾き込みで育てていくことの大切さをお伝えしました。
（Ａさんの二胡の素材はバリサンダー。音が出てくるほど育つまでには、
少し時間のかかるタイプの木材なのです。）

そんな耳の肥えたＡさんが「これ、やっぱいいなぁ！」
と、欲しそうだったのは、
先日、劉老師に


「本当によく進歩しましたね」


と、褒めて頂いた、シャム柿＆黒檀の二胡でした。
通称：シャム黒、やっぱり別格みたいです。


今日は、お客様には、次に考えている企画の具体的相談にのっていただいたり、
一般的意見としてのアドバイスをいただいたり、と、
いろいろ次々企画している事案の煮詰めがじっくり出来た一日でした。

閉店間際には、明日からの『ＴＡＭＯ Ｌｕｎｃｈ』オープンを前に、
￥ＢＡＲの小野ちゃんやタロ若も集合して、今後の打ち合わせ会議で店主中座。
閉店時間まで居てくださったご隠居様、失礼いたしました。

来週は、、、連休なんですね！
これを機会に上京される方、光舜堂は１０日も営業していますから、
お立ち寄りくださいね（なんちゃって♪）

そうそう、好評だった[高級上級弓８２㎝]、再入荷してますよ～！
国際的な貨物の凍結も溶けて良かったです。。。

では、また来週！！


【　１０月２４日(日）は日本橋三越本店で営業！！
　渋谷にいらしても閉まってますからね～！！！　】