フルール・ダンテルディ

管理人の日常から萌えまで、風の吹くまま気の向くまま

今週のツバサ「閉じた世界」

2007年09月12日 | ツバサ・クロニクル関連
 ただの仲間や友人のために、人は自分の手足を切れるもんでしょうかね・・・?
 確かにファイは小狼に片目を取られたとき、自分の眼が小狼に何らかの影響を与えられるかもしれないと思って抵抗しなかったけど、自ら差し出そうなんて思ったわけは絶対ないだろうし。
 究極の絶体絶命の場面で、相手が守るべき対象(家族や、他人でも幼いこどもとか女性とか)の場合で、かつ代償が「死」なら、やれることもあるとは思うのよね。タイタニックで救命ボートを他人に譲った人とか、テレビで見たけど、凍った池に落ちたときに、やっぱり救命の順番を女性に譲って沈んでいった男性とか。
 そういうのは本人も残された家族・友人も納得の行為だと思うし、誇りに思えるし、ぶっちゃけ死んじゃってるから助けられた方も罪悪感を「その人の分まで生きる」っていうふうに昇華できるけど、片腕切っちゃうって、一生その身体で生きていくわけで、将来そこまでして助けた相手を憎む可能性や、ずっと自分を助けてくれた相手を見続けなければならない助けられた方の罪悪感とか考えたら、死ぬより難しいんじゃないの、と思うのですよ。
 でも黒鋼は、ファイを助けるためなら自分の腕1本は切れちゃうのね・・・。これ、友情とか義に篤いとかで済ませられるの?
 否。断じて否!
 さらっと「黒鋼は友人を助けるためなら腕くらい犠牲にしちゃうくらい、男気のあるヤツなんだな!」って読め・・・読めるかーっっ!
 何度も何度も、何か展開があるたびに「黒様ってばファイのこと愛してるのね・・・」などと妄言を吐き続けるワタクシですが、何度でも言うぞ!
 「黒鋼、そんなにファイのこと愛してるのかー!(だったらさっさと押し倒してしまえ!)」あ、つい本音が・・・。
 百目鬼が四月一日に片目をやったのも、同じよね・・・。
 というわけで、これからはもう、そんな主張はしなくても当然、常識、大前提、既成の事実として「ツバサ」を読んでいこうと思う。キッパリ。
 さて、相変わらず詰めが甘いんだか、おめーには脳みそがないのか、と言いたくなる飛王。昔はもっと陰謀めぐらす悪い御方、と思っていたが、単なるおばかさんであったことが判明。だって、「ファイが王を殺せば必ず後を追って自殺する。邪魔な魔術師を始末できて一件落着」の予定がうまくいかなかったときの備えとして2つ目の呪い「王が死んでファイが生き残ったときは世界が閉じる(セレスのある次元が閉じて収縮して、中に閉じ込められた者はすべて死ぬ」が発動するって・・・おいおい、それじゃーファイが残った魔力でなんとか小狼本体とサクラとモコナを閉じた世界から外へ出せたからいいようなものの、できなかったら肝心のサクラが死んじまうぜー?「魔女の一手の黒鋼と魔術師が始末できたからよしとするか」って、小狼本体もほんとは一緒に始末する気だったのなら、一人ぼっちになったサクラはモコナなしでは異次元へ行くことはできないわけで、すると羽根探しもできないということで、サクラを回収しなきゃいけないじゃん。それでいいの?
 それにさー、ファイが邪魔ならいつから邪魔だったの?サクラが旅をするには最初のうちは必要だったから、こんな回りくどくファイが魔女のもとへ行くように仕向けたんだよね?小狼が心を失って、羽根を探すだけの人形になった時点でもういらなくなったと推測できるけど、それにしても殺すのにも回りくどすぎるし、サクラをどうするつもりだったか考えておいたふしが見当たらないぞ。ファイの魔力を狙って小狼が眼を奪い、魔力が半分になるからこの2つ目の呪いの魔方陣から逃れられないだろうと予測したまではいいけどさー、結構ほころび多いよね・・・?モコナの耳飾という魔法具の存在も失念して、黒様に逃げられかけるし。アホだ・・・。
 で、モコナの耳飾のおかげで閉じた世界に穴を開けることができて、でも1人しか出られなくて、ファイの手を離そうとしない黒鋼に「行くんだ」と言い切るファイがかっこいい・・・それを肯ずることができず、ファイの代わりに左腕と蒼氷を置いて、ファイを引っ張り出す黒様は、もっとかっこいい・・・あああ、ファイの腕を握りしめた黒様と、そんな黒様を茫然と見つめるファイ。た・・・たまらん!!
 ファイ・・・もう王様も亡くなって、「ファイ」も散って、呪いもすべて終わって、君の心を縛り付けていたものは何もなくなったんだから、素直に黒様の愛を受け入れろよ・・・。
 ただ気がかりなのは、「オレの魔力は、使えば強くなるってものじゃないみたいだ・・・」って血を吐きながら言ったこと。ちょっとー!ここまで来て黒様とラブラブにならずに死んじゃったら、いったいどうしたらいいのーッ?!
 次号は休み!あああ・・・

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。