(セイヨウ)ニンジンボクは掌状複葉で、葉が朝鮮人参に似ているのでニンジンの名が付けられました。シソ科(以前はクマツヅラ科)ハマゴウ属の落葉低木で夏に薄い青紫色の小さな花を沢山付けます。
シソ科に属するだけあって花もシソ科の花に似ているのですが、枝の断面もシソ科の特徴である四角形で、鹿の子状の皮目が目立ちます。冬芽は軟毛が密生していますが、頂芽は寒さで枯れてしまっていて確認できませんでした。
側芽は対生しますが、日陰側が若干小さくなっているような気がします。
冬芽は成長の良い部分では主芽と副芽が上下に並び、三分の一くらいが心形の葉痕に包まれます。
葉痕は盛り上がって暗紫色、ニコニコマークに似た維管束痕が特徴的ですね。
(冬芽と葉痕102種類目)
1237話目となりました。何時もご支援ありがとうございます。 の文字またはバナーをポチッと一押しお願いします。