かわ遊び・やま遊び雑記

アユ・ワカサギ・ヒメマスなどの釣り情報と自然観察や山菜採りなど自然の中で遊び回った記録や雑記

虫えい(虫こぶ):バラハタマフシ・・・173種類目

2021年06月30日 | 虫えい(虫こぶ)

FBFのHさんがアップしていた画像の中にバラハタマフシが有ったので場所をお聞きして撮影しに行ってきた!

バラハタマフシはノイバラなど葉にバラハタマバチによって作られる黄白色や緑白色・時に桃赤色の球形の虫えい(虫こぶ)なんだ・・・

主に葉裏(時には葉表)の葉脈に沿って作られ、大きいもので直径9~10mmにもなる。

虫えい(虫こぶ)の作られた葉を一つ戴いてきて家でじっくりと観察し、切断してみた・・・表面は平滑に見えるけれど小さな刺状の突起が作られていた。 

(↓)左側下の小さいものは各状突起が発達して金平糖のようで、これは切断してみたら他の寄生者の攻撃を受けたのか中には何もいなかった!

右側の大きいものを切断したら虫えい室が幾つもあって小さな白い幼虫が蠢いていた・・・

左側の大きいものを切断しても虫えい室が幾つかあって先端が茶褐色に染まった少し大きめの幼虫が蠢いていた・・・

バラハタマバチは虫えい(虫こぶ)の中央に丸い幼虫室があって1匹の幼虫が居るはずなので、これらは同居蜂に加害されてしまったもののようだ!

同居蜂に加害されたものは虫室壁が厚く木質化して幼虫室が幾つにも分かれているらしい・・・確かに虫えい(虫こぶ)を切断するときに堅かったな!

そして、たまたま日曜日に碓氷川での鮎釣り大会に参加している時に階段下のノイバラに赤みのあるバラハタマフシを見つけた!

その下の地面に赤い虫えい(虫こぶ)が落下していたので、葉に付いているものと落下したものをサンプルとして戴いてきた!

落下した物を切断すると一つの幼虫室が作られ1匹のバラハタマバチの幼虫が居た! 6月中旬~8月に落下し2~3月に蛹化するものが多いらしい!

もう一つの虫えい(虫こぶ)も1室1幼虫で、同居蜂や寄生蜂に加害されていなかった・・・

バラハタマバチは雄の出現が極端に少なく、雌だけの単為生殖でも産卵して虫えい(虫こぶ)を形成するようになってきているらしい!

 

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