あかつき、６年後も黄信号 ーー

宇宙航空研究開発機構は１０日、「あかつき」の金星周回軌道への投入失敗の原因はエンジンへの燃料の供給がうまくゆかず、出力が急低下して姿勢が崩れたとする解析結果を発表した。

エンジンの噴射口が壊れた可能性があり、６年後に再び目指す金星軌道への投入に黄信号が灯った。あかつきのの燃料タンクはエンジン噴射中にヘリウムガスの注入により圧力を維持してエンジンに燃料を押し出すしくみ。

１９９８年の火星探査機「のぞみ」もヘリウムガスの注入異常によるタンクの圧力低下で燃料を正常に供給できず失敗している。
２度続けて同じ原因で失敗したことになる。

あ～あ　とても残念な報道です。「はやぶさ」に起きたトラブルに比べれば状態はいい。としてもかなりの重症だ。エンジンの噴射口が壊れていたらいくら燃料が残っていても正常な噴射は出来ず軌道投入は困難だろう。
失敗原因を詳細調査して次回の研究に生かしてほしい。日本の科学技術への期待と希望が大きいだけに。