しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

強行中国どこまで

2010年12月23日 | Weblog
尖閣沖で中国漁船が日本の警備艇に体当たり。損害賠償を日本に求め、酒乱船長は凱旋帰国。英雄となった。
唖然としてたら、今度は韓国の領海内での中国の違反操業船が韓国海洋警察庁警備艇に体当たり衝突。沈没した。

今度も中国は21日に中国外務省の「姜瑜副報道局長」が例によって会見。
韓国側に損害賠償を請求した。会見では沈没漁船は違反操業を行っていないとし、韓国側に対し、同事件の責任者の処罰は勿論、人命.財産被害を補償すべきだと一方的に主張した。

事件当日、中国漁船約50隻のうち一部が、韓国側の排他的経済水域で違反操業をしていた。
追跡された自国の漁船を守ろうとして警備艇の進路を妨害し、衝突した。

中国側は自国の違反操業自体一切否定している。合法的な水域での韓国の違法な取締りで中国漁船が衝突沈没したという主張である。

あきれて口がふさがらない。どろぼうが居座って親分に助けを求めている様相だ。
この親分は子分の言い分しか聞かない。清水の次郎長、気取りで舎弟を繰り出して威嚇する。
誰はばかることない強気な物言いだ。
中国は日本を追い越して世界第二位の経済大国となった。強大な空母を含む海軍まで増強中だ。覇権を求めないと主張することと正反対な覇権的行状。一党独裁の価値判断、独善的論理で主張して愛国心を鼓舞する。つまり、中国は自分達より弱い国々に挑戦されることを極端に嫌う。

米国だけがまだ中国に対等に物言いが通る。と思っておるようだ。
この台頭中国に懸念する世界認識は急速に拡大するだろう。
経済力、ひも付き援助を人質にノーベル平和賞式典参加を見送りさせる強行手段。
レアアース禁輸を外交手段にする。領土紛争における安全保障が国際的に存在しないがためにこの手の一方的主張とナショナリズムを煽る手法は非常に危険である。

中国は軍事侵攻があるかもしれない。ロシアへの接近は中印国境紛争の裏返し。
北朝鮮の崩壊が最も中国が恐れる事態の様子。
ここで日本政府の弱腰の理由が見えてくる。北朝鮮に拉致問題を強行すると庇護者の中国を刺激するという構図だ。中国に弱い日本は北朝鮮に対する外交カードまで弱めてしまったのだ。

強気の中国はどこまで進む。世界最大の懸念材料である。

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