しるしのないカレンダー

定年退職した自由人のBLOGです。庶民の目線であんなこと、こんなこと、きままに思ったことを書いてみたい。

確定死刑囚戦後最多に!

2010年12月28日 | Weblog
年末時点での確定死刑囚が戦後最多の「111人」となる見通しと法務省発表。

今年1年で9人の新規死刑囚が確定する一方で年間の執行が2人だったことが背景にある。死刑囚はほぼ最高裁まで控訴しており、確定までの裁判期間の長期に加えて、執行までの期間も長期〔平均8年)でその間にとぼる死刑囚の割合も高くなっている。実質無期懲役刑と同じ感じだが死刑囚には懲役刑受刑者のような刑務作業が科されていないため、個室で自由に本を読むなど通常の刑務所収容確定囚と比較すれば恵まれた環境だ。

連合赤軍の元最高幹部重信房子が最高裁まで争って拘置所暮らし10年。確定刑期が懲役20年。拘置期間が10年差し引かれて実質懲役10年に減刑されてしまった。
オウムの浅原ショウコウはまだ高裁で頑張っている。下っ端幹部の数名は死刑判決が確定しているのに。である。

こんな理不尽な裁判制度をおかしくしているのは「法務大臣」である。
死刑執行に慎重だったという千葉景子氏の例、在任中一度も署名しなかった法相すら数多い。死刑確定後2ヶ月以内との規定を無視する法相の資質は国民不在だ。
死刑制度の議論は検事総長辞任劇が示すように「証拠の改ざん」を含む検察の信頼の欠如から来ている。仕事をしない検察、法相。仕事が出来ない首相、内閣。
来年の日本には「自覚と責任」これを「信頼と実行」で履行してほしい。

「英語でトラストミー」と言わないこと。日本語でネ。^^

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