11月15日

2008-11-15 18:18:01 | Weblog

        ( 野路菊 )

 

雑菊と云ひて床しき菊ありし        相生垣瓜人

 

冬菊のまとふはおのがひかりのみ    水原秋櫻子

 

花はみな四方に贈りて菊日和       宮沢賢治

 

下駄にのる踝小さし菊日和         鈴木真砂女

 

   ☆ 今日15日は七五三,3歳の男女児、5歳の男児、

7歳の女児の成長を祈って神社に詣でる。かつては、乳児の時

剃っていた髪を伸ばし始める「髪置」、初めて袴を着ける「袴着」

紐付きの着物をやめて本式の帯を結ぶ「帯解」という通過儀礼も

有った。

  *作句のポイントは子を思う親の気持ち,晴れがましさに喜ぶ

子供の姿など、時代を超えて変わらない。目先の新しさだけでなく

その奥にある変わらないものをつかむといい。

 (創元社 俳句の暮らしと行事・下巻より)

      

 

花嫁を見上げて七五三の子よ       大串 章

 

椀種に花麩の浮ぶ七五三         佐藤麻緒

 

一の宮の大日だまりや七五三       山崎房子






コメント (4)
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