( 一茶忌 )
新米やあてにして来る墓雀
神前の草にこぼして新酒哉
杉の葉を釣して売るや濁り酒
今日11月19日は小林一茶の忌日です。芭蕉さんから70年ほど後の
江戸時代を代表する俳諧師はご存知のことでしょう。
ころころが一茶に興味を持ったのは相撲(角力)の句を
たくさん詠んでる事を知ってからです。一茶の句を読むうちに、あまりに自虐的
な句が多いことに驚かされました。
一茶忌や口やかましき人ばかり 瀧井孝作
一茶忌や父を限りの小百姓 石田波郷
一茶忌の雀の家族焚火越す 秋元不死男