( 木瓜 )
脱ぐ仮面なし花木瓜のねむきいろ 柴田白葉女
口ごたへすまじと思ふ木瓜の花 星野立子
「初鶯と初蝶」
今日もいつも通りの優雅な午前(景気が良い時には有り得ない時間)
体が少しでも鈍らないようにと歩くことにしている
最近は植物園へ行っても鳥を観察することも有って,この楽しさも
俳句のお陰でしょう。
そうそう今日は初物尽くしで,鶯は地鳴きではなくホーホケキョと
何度も間近に挨拶をしてくれた。姿かたちは目白よりやや大きく
美しいとは言えないが、それでも近くを歩く人々の足を止めるほどに。
竹林の近くの梅の木にコゲラが来て,何度も木を叩き虫を出そうと
している。 多くの鳥の声に混じって木を叩くココココッと言う音で
すぐ寄って姿を確認する。他の野鳥に比べて警戒心は薄いようだ。
それとも木を強打しすぎて脳震盪気味なのだろうか?などど私の
頭にも春が来ている。
満開の西洋実桜には目白が十数羽きて花を覗き込むように躍って
いる。先日も梅の満開時期にそのような光景を見たが、花の蜜を
目当てのよう見える。
この光景を句となそうと「梅の秀に」として詠んだら,句会では却下
された。 残念。
ほかに柄長、尾長、赤腹、雉鳩,四十雀、椋鳥、を見ることが出来た
初蝶にも出会った。黄蝶が初蝶なんて幸せの予感(余寒ではなく)