( 片栗・かたかご )
万葉の恋は紫かたかご咲く 吉田銀葉
足のべて休む片栗の花あれば 細見綾子
片栗の一つの花の花盛り 高野素十
恩師田中先生から手紙の返信が有った。
心配していた通り、手術で順天堂病院へ入院されていた。
田中先生から俳句の手ほどきを受けてから、ころころの俳句の道は
山坂ばかり、私の自宅の一室を消炭庵と名づけ,私と亡き兄(俳号野仏)
の為によく通って下さった。
今思えば誉めることは有っても、けなす事はなかった。
手紙の中で、最近は磯貝碧蹄館とも句座をもっていらっしゃるようだった
現在は月2回の句会での指導とその他の句会で計4回の句会に参加
されている。一日も早くの平癒を祈るばかりです。