( 山吹草 )
杣小屋へ山吹草の雪崩咲 辻田克巳
窯出しの壺のかがやき山吹草 小俣幸子
空濠の崩るるままに山吹草 中村姫路
山吹草夕日うするる隠れ里 桑山ヨシミ
浄智寺 布袋像
ちょっとこい指差し笑ふ布袋像
独り言
まず、仕事中に「独り言」を書くことをお許しください・・・と誰に?
この独り言を書くときには、メッセージを届けたい気持ちが昂ぶったときが多い
時には一個人へ時には連衆へ、届かなくてもそれは仕方ない事。
「たかが俳句されど俳句」ころころはこの「たかが俳句」という言葉をも大切に思います
俳句は作品だけが評価されるもの、だから「最近あの人は上手になったね」なんて言葉は
何気なく誉め言葉として使っているでしょう。けれど その使い方は少し違う。
「今日の俳句はいいね」「今日の俳句は駄目だったね」厳しいようだけれど、それが俳句仲間
連衆への愛情のある呼びかけだと思います。上手くなったねは上から目線です。
俳句の出来によって人が評価になることは絶対にさけるように、少なくても指導的立場の人は
そう思っていてほしい。初心者の句に少しでも光るものがあれば取り上げて、教えて欲しい
指導者の選は切り捨てであってはいけないと思っています。
(結社においては主宰の切捨ては、投句=質問、切捨て=答え、だから致し方ないのです)