( 冬瓜(とうが)、とうぐわん、かもうり )
北京の宿冬瓜汁のうすみどり 細見綾子
冬瓜のごろりごろりと出羽に雲 鷲谷七菜子
朝採りの冬瓜供ふ飛鳥仏 倉田信子
酔ひ醒めに冬瓜汁の冷め加減 夏目隆夫
冬瓜のごろり転がる中華街 鈴木みすず
裏畑に冬瓜育て坊の妻 佐々木美代子
夫の手を借り冬瓜の二つ切り 橋本佳子
小ぶりなる冬瓜買へり寺の市 石原進子
忌を修す母の好みし冬瓜汁 日野圭子
冬瓜の味の薄さよ坊泊り 中山敏彦
冬瓜の透けて煮上る夕の雨 中山ユキ
冬瓜のひとつがふさぐ野菜籠 和田 祥子
冬瓜の翡翠に透けて母の味 長谷川祥子
北京の宿冬瓜汁のうすみどり 細見綾子
冬瓜のごろりごろりと出羽に雲 鷲谷七菜子
朝採りの冬瓜供ふ飛鳥仏 倉田信子
酔ひ醒めに冬瓜汁の冷め加減 夏目隆夫
冬瓜のごろり転がる中華街 鈴木みすず
裏畑に冬瓜育て坊の妻 佐々木美代子
夫の手を借り冬瓜の二つ切り 橋本佳子
小ぶりなる冬瓜買へり寺の市 石原進子
忌を修す母の好みし冬瓜汁 日野圭子
冬瓜の味の薄さよ坊泊り 中山敏彦
冬瓜の透けて煮上る夕の雨 中山ユキ
冬瓜のひとつがふさぐ野菜籠 和田 祥子
冬瓜の翡翠に透けて母の味 長谷川祥子