12月 6日

2020-12-05 13:23:12 | Weblog
                     雪蛍・綿虫・雪虫・雪婆・大綿・雪婆(ゆきばんば)


          雪蛍は体調5mm前後で、全身綿で包まれたように見えるアブラムシです
          あの白いふわふわした物体は蝋(ロウ)です、つまりアブラです。
          北海道から四国、九州では見られます 雪が降る降らないは関係ないようです



     雪蛍宝物殿を出でたれば          細見綾子


     綿虫や母なき里の渡し舟          栗田やすし


     捕へんとすれば高みへ雪蛍         河原地英武


     雪蛍舞ひをり友の手術の日         鈴木みすず


     綿虫の手より逃れて母在らず        国枝隆生


     わが指へ綾子句碑より雪蛍         栗田せつ子


     雪虫や目鼻潰えし道祖神          武藤光晴


     綿虫や木曽路の暮色踏み急ぐ        中野一灯


     特攻の碑へあをあをと雪蛍         山本光江


     大綿やガス燈ともる坂の町         国枝洋子


     綿虫の籠大仏の膝に舞ふ          石崎宗敏


     山窪の兵の墓より雪蛍           山本悦子



          



     雪婆ばんばと呼ばれ漂へり         長谷川双魚


     かがよへる女人高野の雪蛍         高野千代


     綿虫の双手ひらけばすでになし       石田あき子


     綿虫といふ日がさせば消ゆるもの      今瀬剛一


     雪虫のとべるに逢へり古き門        加藤楸邨


     神と遊べる雪虫のかく白し         鷹羽狩行


     とくゆるく雪虫まひて蘇鉄寺        飯田蛇笏



             

               今年の流行語大賞は「三密」に決まりました

           私たちも密にならず、手洗い・うがい・そしてマスクの着用で自分と大切な人を守りましょう
 



     
コメント
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