山眠る
山眠るとは中国の「臥遊録」の「冬山惨淡として眠るが如し」から》冬の山の
静まり返ったようす
秋は「山粧ふ」、春は「山笑ふ」と、擬人法の典型のような季語であり、夏は「山滴る」でですが、
これは季語としないという意見もあって、歳時記によっては掲載の無いものも有るようです
うつすらと裾見せて富士眠りをり 栗田やすし
ふところに火止めの窯や山眠る 矢野孝子
うす雲を被りて伊吹山ねむる 福田邦子
殉教の谷の十戸や山眠る 山下智子
山眠る火気厳禁の札立てて 斉藤真人
崩落のあとまざまざと山眠る 平松公代
山眠る吉良の忠死の家臣の碑 井沢陽子
土石流家呑みしまま山眠る 田畑 龍
家ごとに墓ある村や山眠る 牧 和代
基地の山眠る弾薬庫を抱へ 安藤一紀
城壁に混じりし化石山眠る 砂川紀子
瀬の音も細くなりたり山眠る 森 妙子
肘張りて眠れる山の比叡かな 岸 風三楼
火の山や噴煙あげしまま眠り 水原 春郎
いくたびも虹を吐いては山眠る 高野ムツオ
山眠り石で囲ひし楮畑 大峯あきら
山眠るとはよく水に映ること 今瀬剛一
眠る山より松一本を抱え来る 寺井谷子
薄目せる山も混りて山眠る 能村登四郎
これからも密にならず、手洗い・うがい・そしてマスクの着用で自分と大切な人を守りましょう
今日の東京のコロナ感染者は480人 重症者は70人 決して慣れてはいけない数字です
山眠るとは中国の「臥遊録」の「冬山惨淡として眠るが如し」から》冬の山の
静まり返ったようす
秋は「山粧ふ」、春は「山笑ふ」と、擬人法の典型のような季語であり、夏は「山滴る」でですが、
これは季語としないという意見もあって、歳時記によっては掲載の無いものも有るようです
うつすらと裾見せて富士眠りをり 栗田やすし
ふところに火止めの窯や山眠る 矢野孝子
うす雲を被りて伊吹山ねむる 福田邦子
殉教の谷の十戸や山眠る 山下智子
山眠る火気厳禁の札立てて 斉藤真人
崩落のあとまざまざと山眠る 平松公代
山眠る吉良の忠死の家臣の碑 井沢陽子
土石流家呑みしまま山眠る 田畑 龍
家ごとに墓ある村や山眠る 牧 和代
基地の山眠る弾薬庫を抱へ 安藤一紀
城壁に混じりし化石山眠る 砂川紀子
瀬の音も細くなりたり山眠る 森 妙子
肘張りて眠れる山の比叡かな 岸 風三楼
火の山や噴煙あげしまま眠り 水原 春郎
いくたびも虹を吐いては山眠る 高野ムツオ
山眠り石で囲ひし楮畑 大峯あきら
山眠るとはよく水に映ること 今瀬剛一
眠る山より松一本を抱え来る 寺井谷子
薄目せる山も混りて山眠る 能村登四郎
これからも密にならず、手洗い・うがい・そしてマスクの着用で自分と大切な人を守りましょう
今日の東京のコロナ感染者は480人 重症者は70人 決して慣れてはいけない数字です