雪蛍・綿虫・雪虫・雪婆・大綿
体調5mm前後で、全身綿で包まれたように見えるアブラムシです あの白いふわふわした物体は蝋(ロウ)
つまりアブラです。北海道から四国、九州では見られ雪が降る降らないは関係ないようです
晩秋から初冬にかけて、空中を青白く光りながら浮遊する。物に当たると付着します。
雪蛍宝物殿を出でたれば 細見綾子
掌にのせて綿虫吹けば抗へり 栗田やすし
捕へんとすれば高みへ雪蛍 河原地英武
綿虫の手より逃れて母在らず 国枝隆生
身じろがぬ牛の鼻先雪螢 小田二三枝
雪虫や目鼻潰えし道祖神 武藤光晴
雪虫のとべるに逢へり古き門 加藤楸邨
この指にとまれ夕日も綿虫も 大石 悦子
雪婆ばんばと呼ばれ漂へり 長谷川双魚
停車場の大綿まへる暮情かな 中村草田男
綿虫の双手ひらけばすでになし 石田あき子
身を飾る綿が重荷の雪蛍 岩崎憲二
サイトから一部資料・写真お借りしています