マスク
マスクは三冬の季語ですが、2020年の2月から春も夏も秋もそして冬もマスクが手放せない状況になって
しまいました風邪・インフルエンザだけでなく新型コロナウイルスの感染をたった一枚のガーゼ・布・
不織布で減少させてくれました日本人はマスクを付けることに余り抵抗は無いようですが俳句の季語として
季感が薄れているように感じます
宝くじ売場にマスクして並ぶ 栗田やすし
桃色の大きなマスク遅刻生 河原地英武
終電車マスクばかりを吐き出せり 篠田法子
マスクして立ち読みしたり古本屋 与後玲子
女医さんの鼻を隠さぬマスクかな 兼松 秀
マスクして敵の陣地に入る心地 ころころ
マスクして人に逢ひ度くなき日かな 稲畑汀子
マスクして隠さふべしや身の疲れ 林 翔
咳こぼすマスクの中の貌小さし 吉田鴻司
肝心な事言ふマスクはづしけり 石垣 弘子
マスクしてゐても猫にはわかるらし 北川沙羅詩
浮かぬ顔悟られまひぞマスクして 大宮良夫
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