もくれん・白木蓮・紫木蓮
一般的には木蓮と詠めば紫木蓮と解釈するようです
多くの種類があるようですが花が咲き始めると葉が出て
花と葉と一度に鑑賞する楽しみがあります
原産地は中国
木蓮のため無傷なる空となる 細見綾子
はくれんの白極まれば銹び兆す 栗田やすし
木蓮や熊野路に入る一つ星 沢木欣一
白木蓮にはかにまぶし雨上り 中山敏彦
傷ひとつなきまま崩る白木蓮 大島知津
白れんの揺れに遅れて風の音 松井徒歩
ひとひらを朝日へほぐし紫木蓮 伊藤範子
青空の色薄めたり白木蓮 武藤光晴
紫木蓮ほぐるる女身仏の前 小島千鶴
白木蓮散つてしまひし空の青 松本恵子
紫木蓮家具工房の窓越しに 夏目悦江
紫木蓮吉祥天に開き初む 中川幸子
戒名は真砂女でよろし紫木蓮 鈴木真砂女
うら返るほどに咲きみち紫木蓮 金城千代
はくれんのひしめく真夜をさめてをり 飯島晴子
はくれんの散るべく風にさからへる 中村汀女
子と遊ぶうらら木蓮数へては 種田山頭火
白れんの羽二重明りのなかにかな 柿沼盟子
一般的には木蓮と詠めば紫木蓮と解釈するようです
多くの種類があるようですが花が咲き始めると葉が出て
花と葉と一度に鑑賞する楽しみがあります
原産地は中国
木蓮のため無傷なる空となる 細見綾子
はくれんの白極まれば銹び兆す 栗田やすし
木蓮や熊野路に入る一つ星 沢木欣一
白木蓮にはかにまぶし雨上り 中山敏彦
傷ひとつなきまま崩る白木蓮 大島知津
白れんの揺れに遅れて風の音 松井徒歩
ひとひらを朝日へほぐし紫木蓮 伊藤範子
青空の色薄めたり白木蓮 武藤光晴
紫木蓮ほぐるる女身仏の前 小島千鶴
白木蓮散つてしまひし空の青 松本恵子
紫木蓮家具工房の窓越しに 夏目悦江
紫木蓮吉祥天に開き初む 中川幸子
戒名は真砂女でよろし紫木蓮 鈴木真砂女
うら返るほどに咲きみち紫木蓮 金城千代
はくれんのひしめく真夜をさめてをり 飯島晴子
はくれんの散るべく風にさからへる 中村汀女
子と遊ぶうらら木蓮数へては 種田山頭火
白れんの羽二重明りのなかにかな 柿沼盟子
お久しぶりです🌟お元気ですか
新しい壁紙明るくて春らしいですね
一般的に木蓮といえば紫木蓮
そういうことを知りませんでしたので目からうろこでした
ますます沢山の写真と俳句をご紹介ください
そちらではコロナ禍の中句会開催等など
ご苦労の多いことかとお察しします
HPでも頑張っておられること、こちらも励みになります
俳句に関する事物・言葉は学びに限りがないですね
さて『色』によって 例えば
戒名は真砂女でよろし紫木蓮 鈴木真砂女
これはただの木蓮でも白木蓮でも鑑賞が違って
くるような気がします
戒名⇒紫
戒名⇒白 どちらも弔・葬に向かう発想がありますね
あくまでも私の感想ですが、彼岸此岸の関係とでも言うのでしょうか
紫(僧衣)白(装束)の関係を感じて
紫には此岸のまだ生き生きとした生命観が有り、
「真砂女でよろし」と言い放った力強さを感じています
鑑賞は人それぞれで良いと思いますが
鑑賞してて思わず「ハッと」した表現に出会い、それを発見できた
喜びも俳句にはそんな魅力が有り
詠むにも、読むにも発見があるんでしょうね
また遊びに来てください