1月 21日

2022-01-21 05:51:19 | Weblog
                        初大師・初弘法


           毎月21日は「大師の縁日(大師参り)」として多くの人が参拝します。
           初大師とは1年で最初の大師参りのこと、つまり、1月21日が「初大師」となります




           初弘法極彩色の絵心経           谷口千賀子


         飴を切るサンバのリズム初大師       佐藤とみお


         仲見世に草鞋吊り売る初大師        奥山ひろみ




               



           明治生まれの内股歩き初大師        鈴木真砂女


         抱きし子に香煙すくひ初大師        伊保ひろし


         厄年の祈り一途や初大師          鈴木美代子




               

         ふたたび全国的にコロナ感染者が増えつつあります
        ここで気を抜かずに大切な人とご自身を守るために引き続きマスク・手洗いを
 
 
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1月 20日

2022-01-20 06:25:30 | Weblog
                         大寒

          二十四節気のうち一つ・この頃が一年のうちで一番寒いといわれる
          また期間を指す言葉でもあり節分(二月三日)までをいいます
          寒中のしじみは栄養豊富で、肝臓機能と歯や骨の強化、貧血予防等の効果があるそうです。
          また大寒の日に生まれた卵、通称「大寒卵」を食べると運気が上がると言われています。




          大寒や指跡しかと血天井             国枝隆生


         大寒の空張りつめて音もなし           下里美恵子


         大寒や火伏札貼る消防車             関根切子




               


               



          大寒や頭のかゆき中学生             沢木欣一


         大寒の鍋ぴかぴかと磨きあげ           鈴木真砂女


         大寒の一戸もかくれなき故郷           飯田龍太




               

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1月 19日

2022-01-19 05:50:37 | Weblog
                       室咲・室の花


          温室で、春や夏の花を冬に咲かせること。古くは、厳冬に梅を咲かせて楽しみ、
          現代では、バラやランなど多種の花が栽培される事が多い < 三冬の季語 >




          室咲の増えたる二人暮しかな        河原地英武


         あかちやんの寝息すこやか室の花      月光雨花


         七七忌までを盛りに室の花         ころころ




               

               



          冴え冴えと顔に来るもの室の花       細見綾子


         室の花胎児に聞かすシューベルト      安養寺美人


         紅唇の濡るるがごとく室の花        富安風生




               

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1月 18日

2022-01-18 06:18:25 | Weblog
                       寒波・寒波来る



          純白の富士が明るし寒波来る        栗田やすし


         水甕の罅の広がる大寒波          梅田 葵


         ターレーの唸る魚河岸寒波来る       貫名哲半




               



          寒波来とラジオも今日のひと日終ゆ     岸 風三楼


          空よりも海の眩しき寒波来る        西村和子


         パリからの絵葉書寒波来たるらし      佐野典子




               

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1月 17日

2022-01-17 05:36:03 | Weblog
                     冬蝶・冬の蝶・凍蝶・蝶凍つる・越年蝶


          芥焼く煙のなかの冬の蝶          沢木欣一


         地下壕を出れば真白き冬の蝶        斎藤真人


         六道の辻に冬蝶見失ふ           横井美音




               



          心臓を押さえた形に冬の蝶         宇多喜代子


         アスファルトに死す冬の蝶乾ききり     大高 翔


         たかだかと冬蝶は日にくだけたる      夏井いつき




                

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1月 16日

2022-01-16 05:51:03 | Weblog
                        冬牡丹・寒牡丹 


        12月13日、お仲間のブログに触発されて、Wの重ねマスクで上野東照宮のぼたん苑に行って参りました 
        冬晴れの一日、上野動物園はパンダ舎のみの開園でとても人通りも少なくゆっくり鑑賞することが出来ました 
        時間は丁度正午、日頃行いの良いころころ?に寛永寺が時の鐘を聞かせてくれました
        「花の雲 鐘は上野か 浅草か」 松尾芭蕉
        今でも時の鐘は午前・午後6時と正午に撞かれています。 2月の末までの開苑予定でこれから行かれる方は
        正午ころがよろしいかと思います



             

             



          地の冷えに牡丹花びらこぼさざる      沢木欣一


         藁内に漲る気息寒牡丹           下里美恵子


         冬ぼたん上野の鐘を身ほとりに       ころころ




              



          藁苞を洩るる日を恋ひ寒牡丹        細見綾子


         そのあたりほのとぬくしや寒牡丹      高浜虚子


         念力のややに傾ぎし冬牡丹         山田弘子




              

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1月 15日

2022-01-15 06:02:53 | Weblog
                       女正月・小正月・望正月・十五日正月


          元日の大正月に対して正月十五日の望粥の日、または十四日~十六日までを小正月と言います
          農耕に関する様々な予祝・年占(としうら)の行事や,鳥追い・どんど焼き・なまはげなどの行事が
          行われる。二番正月
          小豆の入った粥に餅を入れて食べる小豆粥(あずきがゆ)は、僅かな小正月の習慣の名残です




          夜をこめて大根を煮る小正月        細見綾子


         古里の土間でこぼこや女正月        伊藤範子


         真つ白に百合根を煮上げ女正月       矢野孝子




          



          売薬の風船つけり女正月          沢木欣一


         古稀祝ふ茶室びらきや女正月        花房敏子


         湯上がりの爪の手入や小正月        鈴木真砂女




          



          厚き手を膝になまはげ畏まる        長江克江


         なまはげの雄叫び上ぐる表木戸       近藤めぐみ


         なまはげの面ずり上げてビール呑む     益田しげる




          



          なまはげを襖のかげで見る子かな      中村苑子


         なまぬるき夜風なまはげ去りしあと     大畑善昭


         海鳴りの闇へなまはげ吠えにけり      佐藤清香




          


          どんど焼きとは年神様が空に帰ってゆくのを見送りし、無病息災、五穀豊穣を
          祈願する行事です その時に櫓などを組んで書初めや正月飾りなどを焼いた煙に
          年神様が載って帰ると信じられています




          大いなる左義長富士を煙らする       栗田やすし


         燃えながら揚がる吉書を囃しけり      加藤ゆうや


         大とんど火の粉しばらく地を走る      和久利しずみ




          



          くろこげの餅見失ふどんどかな       室生犀星


         左義長の周りを子らの駆け通し       瀧澤伊代次


         千羽鶴火の鳥となるどんど焼き       駒崎八重子



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1月 14日

2022-01-14 05:38:15 | Weblog
                       寒九の水・寒の水


          寒中の水は薬になると言い、寒に入って九日目の水を寒九の水
          ことさら服薬に効果が有ると言います 今朝は寒九の水一杯からスタートしましょう



          寒の水念ずるやうにのみにけり       細見綾子


         寒九の水甕の目高に注ぎやる        武藤光晴


         旅三日終へて寒九の水旨し         都合ナルミ




          



          包丁の先より垂るる寒の水         加藤耕子


         寒の水柄杓飲みして山暮し         ながさく清江


         寒の水不動明王浴び給ふ          小川千代




          

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1月 13日

2022-01-13 05:39:33 | Weblog
                       侘助・侘助椿


          一般的には侘助は椿のうち花弁の数が少ない小型の花を付けて、あまり平開しない種類を言います
          侘助の名の由来は諸説ありますが江戸時代の茶人・千利休の下男(使用人)の庭男の名前「侘助」に
          ちなむという説。 彼はこの花を丹精こめて育てていた庭師で、千利休はこの花を茶室に飾って愛でたと
          言われています。  (知識はネットからお借りしました)



          侘助や妻着て一日富士眺む         栗田やすし


         侘助や寺に絵工の墓一基          澤田正子


         侘助や雪見障子の音軋む          大嶋福代




          



          侘助や褪せし葉書の男文字         谷口桂子


         佗助をもたらし活けて通ひ妻        石田波郷


         佗助やちちの紬をははが着て        塩谷はつ枝




          

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1月 12日

2022-01-12 06:27:00 | Weblog
                       寒雀・凍雀・ふくら雀・冬雀


         青竹の切り口の水寒雀           細見綾子


         酒蔵の軒をこぼるゝ寒雀          下里美恵子


         中村座跡日溜りに寒雀           佐藤とみお




          



          日だまりをふくら雀にゆづられて      片山由美子


         冬雀父とゐるとき子はしづか        福永耕二


         幼子の忘れスリッパ寒雀          飯田龍太




          

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