N君と金沢で飲んだとき・・・
「んっ、この味は?」と、思ったお酒がある。
それが【手取川・古古酒大吟醸】だ。
ぼくは、この【手取川・古古酒大吟醸】を、自分の好きなお酒を5本選べ! と言われたら必ずそのなかに入れる。
金沢の居酒屋さんで飲んだこの酒は、ぼくの知っている【手取川・古古酒大吟醸】ではなかった。その時の居酒屋での様子は以下・・・。
ぼく 「おっ、メニューに古古酒大吟醸が載っている」
N君 「いいですね!たのみましょう」
ぼく 「よしっ、店員さん~、手取川の古古酒大吟醸お願いします」
店員 「はい、ありがとうございます」
しばらくして店員がお酒を持ってくる。
店員 「お待たせいたしました。手取川の古古酒大吟醸でございます」
ぼく 「この酒は旨いぞ!!」
N君 「そうですか。それではいただきましょう」
二人 「ん?」
ぼく 「これ、お酒間違っているんじゃない」
N君 「なんか新酒のような感じですね」
ぼく 「これはお酒が間違っているんじゃないか」
N君 「そうですね。古酒の上にさらに【古】を付けた味ではないですね」
ぼく 「店員呼んで確かめよう」
N君 「店員さん、手取川の古古酒大吟醸のボトル持ってきて・・・・」
店員 「はい、わかりました」
店員が【手取川・古古酒大吟醸】のボトルを持ってくる
ぼく 「これ本当にこのお酒」
店員 「はい」
ぼく 「中身が違うんじゃないの」
店員 「確かに手取川・古古酒大吟醸でございます」
ぼく 「おかしいよ~ これは古酒の味じゃないし、ぼくはこのお酒大好きなので間違えるはずがない」
店員 「実は、私も最近このお酒飲んだんですけど、手取川さん、味変わっちゃったみたいです。私もお客様がおっしゃるとうり、中身が違っているのかと最初は思いました。しかし、まぎれもなくこれは、手取川・古古酒大吟醸なんです」
ぼく 「味変わっちゃったの?」
店員 「はい」
N君 「最近、蔵では設備投資をして、冷蔵設備を変えたようです」
ぼく 「そうなの」
そんなことが金沢であって、昨日、ぼくの個人的なコレクションのなかから【手取川・古古酒大吟醸】を開栓してみました。「やっぱり、この味だ。手取川・古古酒大吟醸はこの味なんだ」極上の満足感を与えてくれる。すばらしい!!
▲さあ、テイスティング▲
▲裏貼り▲