置いてけぼり

職場に着いてすぐに提出期限を過ぎた資料を送り、打合せの準備をし始めたのだが、開始時間までに間に合わず、関係者に迷惑をかけた。

昼休みくらいのんびりしようと、食後に散歩に出かけた。そろそろ秋の気配が漂ってきたが、まだまだ緑の方が目立つ。

高圧線の鉄塔のその先には鮮やかな青空が広がり、白い鉄塔とのコントラストが眩しかった。そう、少し色づいた木の葉も彩りを添えてくれた。

職場に戻り記事をアップしようと思っていたが、タイミングが悪くそのまま仕事の準備に入った。結局夕方まで会議が続き、それだけで疲れ果ててしまった。

時間は確実に進む中、僕だけがそこに立ち止まったままだなあと思うが、まあ、仕方ないな。

昨日と今日の間

祝日も平日も変わらない僕には、昨日と今日の違いを実感できない。ただ、朝の通勤電車に漂う酒臭さを感じるくらいだろうか。

だが、昨日と今日との間には見えないけどはっきりと境界線がある。その線は、昨日に戻ることはできないのと、明日に行くにはちょっぴり勇気が必要だということを示している。いや、明日に行くのは誰でもできることで、それでも中には立ち止まってしまう人もいて、その線の手前で躊躇しているのかもしれない。

関わっていたイベントが終わり、すきま風が吹いた。自分がやりたいことの全てができたわけではないが、自分の能力を含め、もうこれ以上はできないのかなと感じている。

学園祭の後のような寂しさを感じつつ、その風に乗って次の場所に行くのもいいかなと思う。そうして、あてもなく漂い続けるのだとしても。