ふらふらと

風が吹くと木陰が揺れる。ふらふらと揺れる木陰に落ち葉が掃かれているように見えなくもない。自分もあてもなくふらふらしていたのだと思うと、なんだか仲間のように思える…ものでもない。

束縛からの解放は楽ではある。だが、それが楽しいかどうかは自分次第だ。一人で歩いていく楽しみを求め、ゴールのない道を進む。

まずは

カーブミラーに映った日差しは、直接見るよりもやさしかった。さて、あの光の何が強さを持ち、そして何を鏡に奪われているのだろう。考えても答えは出ないが、そんなことを考えながらのんびりと過ごす時間が欲しくなった。

週末は映画でも観に行こう。小林聡美さんが出ている『マザーウォーター』が気になるが、渋谷では上映していないらしく、どこに行こうかと考えてみる。まあ、新宿だろうか。いや、たまには銀座にでも行ってみようか。そんなことを考えているうちに上映終了とならないように、まずは行くことが大事…だな。