Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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リアサスペンションのまわりの部品を作りました

2012-06-10 09:52:12 | Heinkelキャビンクルーザー
リアサスペンションのスクーターの様な構造部分は昨日1mm真鍮板で強度たっぷりに作る事に成功致しましたがまだもう少し問題が残っています。
キットの排気管は下の画像の様に半分しか無いリアタイヤ/ホイールの添え物の様に一緒にモールドしてあります。
この部品は使わないので当然ながら排気管も作らないといけないんですよ(笑)
仕方ないので旋盤で円筒形のサイレンサー部分を作っておきましたが長さを実車のスケール通りに作る事は出来ませんでした、実はフルディティールじゃないのでサスペンションを固定する為のメタルの壁をリアホイールハウスの中に作っていますので奥行きが足らないのです・・・。
まあ下側から覗き込んでもそう奥まで見えないのでこれで様かもしれません。


どうやって作ろうか考えてもなかなか良い案を思いつかない・・・でも手を動かせば案外楽に出来てしまう、今回は典型的にそんな感じでしたね。
実は迷っていたのは排気管のエンドパイプです。
エンドパイプは私の中では穴が空いてないといけないので、普通は曲がりの部分は真鍮線でエンドの部分だけパイプに置き換えるのですが曲がりの部分を無垢の真鍮線で行なうのはパイプだと曲げた時に潰れてしまうかななんですね。
今回の排気管は最初から最後まで緩やかなRを描いて曲がっていますのでエンドをパイプで置き換えるのはRがつながらないのでNGなのです。
最初から最後までパイプで作ると潰れてしまう・・・という固定概念が有ったんです。しかもこんなに小さなエンジンなのに排気管はサイレンサーから2本も出ているのです・・・1本で良いだろ~2本も無くても・・・とつぶやいてもどうにもならない(笑)
真鍮パイプを赤くなるまで加熱して冷ましてから曲げてみると私が想定していたRで曲げても潰れなくて、奇麗に出来ちゃいました。エンドの部分だけ肉薄に見える様にドリルでさらっておきました。


マフラーの部分を旋盤で作る時に差し込みダボを残しておきましたので位置関係もばっちり決まりまして、タイヤの脇にニョッキリと2本の排気管が覗いております。
実車画像を確認すると排気管は真っすぐ後に出るのではなく斜め後に向いている様に見えますのでそんな自然な角度にしておきました。


フロント側は案外簡単なアクスルの様ですが、ドラムブレーキの裏側のサスペンションの画像は無いのでサスペンションが付いているのかいないのかよくわかりません。しかし床下の画像にはクラシックカーの様なアクスルが通っていますがそれは直接床にボルト締めされている様に見えます。
クラシックカーなら左右に1本ずつの板バネが付いていますがそれも見えない・・・本当にフロントはサスペンションが無いのか??
まあ良いでしょう、キットのシャーシには無骨なシャフト受けが有りますのでこれを削り取っておきます。
見えなければ良いのですがハインケルの床下に無骨な四角いシャフト受けが見えてしまうのです、これはシルエットにしてみた場合に余り感じが良く無いのです。


アクスルは真鍮パイプと真鍮線を組み合わせてアクスルを作っておきます。
シャーシへの固定は2本のピンを使って固定致しますが、アクスルと床板の間に真鍮板のシムを入れる事で車高や姿勢を調整出来る様にしておきました。


シャーシにホイールまでを取り付けてみました・・・ショーケースのガラスの上で画像を撮影しましたので空中を飛んでいる様に見えるのは私だけでしょうか??宙返り中かな(笑)