Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

692-0055島根県安来市飯生町605-8Studio_Rosso渡部洋士 Tel 0854-22-1546火水曜定休

この所集中的に312T2です

2013-09-09 19:19:39 | Ferrari312T2
この所集中的に312T2の組み立てを行なっています、これは仮組と違い集中して作業にあたらないと手順を間違ってしまう可能性が有るからです。仮組で間違ったらもう一度接着を解いてやり直せばそう逆戻りをしなければならないなどという事は有りませんので少し冒険的に新しい事にもチャレンジ出来るのですが最終組み立てとなるとそうはいきません。
間違えれば今までの多くの工程が無駄になってしまう可能性が有るからです。

さて今日も神経をすり減らしながら・・・最終組み立てを進めましょう。
まずはホイールです。
この時期のタメオのホイールはアルミの挽き物が多いのですが一見出来の良いホイールもよく見ると問題を抱えております。
下の画像をご覧下さい。
2つのホイール部品はリアホイールのインナーの部分なのですが右は未加工で左はリムの部分を加工してみました。
表側になるホイールにはリムの部分に段付き加工がしてあるのですがインナーの部分には切っただけで何の加工もされておりません。
実車では表側になる部分と同じ様に内側にも同じ様な加工がしてあります。
しかもこの車はフォーミュラーカーですのでホイールの内側も全部見えてしまいます。
箱車ならこれで十分なのですがフォーミュラーカーはやはりこちら側も加工をしないとダメですよね。

リムの加工が完了しましたので今度は簡易旋盤を使って磨きます。
実はアセトンに浸けていてアルミの表面が酸化してしまったのです。

最後の仕上げは綿棒を使ってコンパウンドで磨きます。手間はかかりますがピカピカにしたいですからね~。

ホイールの組み立てを始めました。
リアホイールのピアスボルトが付く部分は洋白板のエッチングですのでピカピカに磨いてホイルとの素材の違いをわかり難くしておきました。
センターのディスクは真鍮のエッチング製なのでそのままでもゴールドですが変色や酸化で色が変化する恐れが有りますからサフで塗ってゴールドで仕上げてあります。

ホイールにはビートストッパーが付いていますからこれもアルミパイプで作ります。
ご紹介を忘れていましたがホイールを磨く前にビートストッパーの穴は空けておきました。

余分なアルミパイプをカットして削り揃えればホイールの完成になります。

次はタイヤです。
タイヤはパターン付きのスリックタイヤをすでに自作しておりますのでそれを使用致します。
コチラがリアタイヤです。
トレッド面に斜めのディンプルが付いていますがいかがでしょうか?

そしてコチラがフロント用です。
これも自作したパターン入りのタイヤになります。数名の方から販売の予定をご質問頂いておりますが販売の予定はございませんので悪しからずご了承ください。タイヤを作っていると製作時間がますます無くなってしまいます、御待ち頂いている皆さんに迷惑がかかりますからね~。

このキットにはタイヤのロゴのデカールが付属していますが実車同様にエッチングのロゴパターンを使ってエアブラシでタイヤマークを塗りました。
やはりこの方が良い感じですよね。
下の画像はフロント用

コチラはリア用ですがタイヤの外径が違いますので同じエッチングのパターンは使えません、この白い文字はずれると大変見難く印象が悪くなりますから注意が必要ですね。

本日タイヤを仕上げたのはエンジン/ミッションとシャーシを接着したいからですね。
このマシンの構造上シャーシとエンジンとミッションに接続部分が有りましてここの角度が狂ってしまうと経験上車高が狂って来るのです。
そこでミッションとエンジンは先に接着しておいて仮にタイヤをリアサスペンションに仮止めしてから組み立て台に固定しておいたシャーシと接着する方法を取りました。
車高について書いておくと、シャーシはキットに入っていたスペーサーを使うと少々車高が高過ぎた(と言ってもこの時代のF-1はペタペタに低い訳では有りません)ので旋盤で2.2mmのスペーサーを作って固定しておきました。
2.2mmと言うとこれでも少し高過ぎると思われるかもしれませんがサイドのパネルは0.7mm程シャーシよりも下側までカバーしますので実質は1.5mm程の車高になります。
仮組していてこの順番が最良だと思ったからです。
とうぜんですがインストの順番とは全く違います・・・(笑)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。