踊る小児科医のblog

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インフルエンザ警報レベルに(八戸市)来週がピークか A/2009はゼロ

2012年01月24日 | こども・小児科
インフルエンザ患者数は2012年の1週目から1-1-16と増えて、3週目で注意報発令レベルの定点あたり10人を超えています。(当院もサーベイランス定点医療機関です)

今週は昨日と今日の午前中だけで20人に達していますので、警報発令レベルの定点あたり30人を超えるのは確実です。

増加のカーブから、今週末から来週にかけてピークに達し、2月中旬までは流行が続くものと推定されます。

現在流行中の型は全てA型で、試しにA/2009を分別できるキットを使っていますが、陽性者は全例「その他のA型」です(主にA/H3N2が現在の流行型)。2009-2011の2シーズンに流行した「(かつての)新型」に罹った子も、多数感染しています。

なお、上記の患者数の約半数は迅速検査陰性ですが、症状や流行状況などからインフルエンザと診断しています。迅速検査はあくまで診断の材料の1つであり、インフルエンザの診断は検査をしなくてはできない(あるいは検査陽性でなければインフルエンザと診断できない)わけではありません。