踊る小児科医のblog

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鈴木寛文科副大臣は3/15に「パニックを呼ぶ恐れもあった」とSPEEDI情報を隠蔽

2013年07月18日 | 東日本大震災・原発事故
ちょっと風邪気味で長文を書けませんが鈴木寛氏の声明は詭弁の固まりとしか読めません。
1)高校生の発言を趣旨を変えて自己弁護に使っている
2)SPPEDI問題
3)20mSv問題
4)対立候補と支援者の言説が全てデタラメであるかの如く表現

2)SPPEDI問題については中国新聞のこの記事(東奥日報にも載ったはず)について2012年03月22日にブログにまとめましたので、その一部を引用します。

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【SPEEDI】政府が隠蔽したのは飯舘村ではなく3月15日朝の東京への放射性プルーム襲来情報のはずだ
2012年03月22日
http://blog.goo.ne.jp/kuba_clinic/e/1e2e49fd46835b92bfb1b44ed38eb7cc

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▼ 文科相ら「公表できない」SPEEDIの拡散予測
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp201203030112.html
「昨年3月15日、緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)による放射性物質の拡散予測について、当時の高木義明文部科学相ら政務三役や文科省幹部が協議し「一般にはとても公表できない内容と判断」と記した内部文書が作成…」「予測は原子炉内の全ての放射性物質の放出を想定し、文書には「関東、東北地方に放射性雲が流れるとの結果が出た」と広範囲な流出も記載 …文書は昨年3月19日付。政務三役らが出席した15日の会議で、試算結果を三役が見て「一般には公表できない内容であると判断」 …当時副大臣だった鈴木寛参院議員は「全量放出との前提は現実にはありえず、パニックを呼ぶ恐れもあった」と説明した。」

これでは具体的にどの情報を見て「とても公表できない内容」と判断したのかが判然としない。日付は問題の3月15日、菅前首相が東電に乗り込んだ日だ。政府首脳は当時SPEEDIの存在も知らされていなかったと主張しているがそれも嘘だと考えるべき。文部科学大臣や文科省幹部だけでこんな重要なことを決められるはずがない。(高木義明文部科学相も戦犯の1人として捜査対象に入れるべきだ。)

状況を振り返ってみてみれば、最初の危機的状況は飯舘村・福島市方面ではなく、東京・横浜への大襲来であり、「一般には公表できない内容」がそれに相当すると考えるのが普通だ。
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